アルバニトハルネ紀年図書館

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『ベリー ダイナマイト』第2巻/中原アヤ

2009-12-27 | 少女漫画
 
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あたしらは
まるで嫌がらせみたいな仕事を
楽しくこなす
これっくらいで逃げ出すと思ったら
大きなまちがいだ


キャサリンの圧力で、バンジーやら800倍カレーやらライオンと握手のようなとんでもない仕事ばかりやらされるSTAR BERRY。しかし麻衣とくるみはそんな仕事も笑顔でこなす。顔をしかめる出っ歯のプロデューサー。
そこの店長に芸人と思われてのCDショップでのイベントの仕事が来る。「僕と同じ気持ちでSTAR BERRYを応援したい人はたくさんいるはずです!」と言ってくれる水無月。
アイドルなんかやりたくないと文句ばかり言っていた麻衣は、アイドルいいじゃん、刺激的で楽しいじゃん、何があってもここでがんばっていくと、1人でもたくさんの人に見てもらいたいと思うようになる。

次にキャサリンの飼い犬プロデューサーに命じられた仕事は、麻衣が苦手な心霊スポットのレポート。しかもゲストはあの忌まわしき百人-ish。だったらなおさら、逃げてたまるか!!
ロケ地の廃病院で、百人-ishに声援を送るファン。「気持ち悪い顔して気持ち悪いこと言わないでよ!!」と罵声を浴びせる、メインボーカルのアリア。ファンを「キモい」と罵り、こんなバカバカしいことをさせられ誰にも感謝したことなんてないとわめき散らすアリアを、麻衣はちょっと前の自分に似ていると笑う。

そしてあたしらは間違ってないと自信を持って言い返す。「あたしらは あたしらを応援してくれる人を信じる」。

撮影のさなかに起きる火災事故。いなくなったジュリー様(犬)を追いかける麻衣。その先にいたのは、足をケガしてうずくまる、事故の張本人のアリア。

天音麻衣、なんて格好いい女なんだ。惚れる!(笑)

アリアに認められ、命も落とさずに済むが、「放火アイドル」の汚名を着せられてしまうSTAR BERRY。イベントを予定していたCDショップから中止の連絡が入る。その頃、現場で一部始終を見ていて、心を入れ替えたSTAR BERRYファンとメイド喫茶で話していた水無月。「そうだ ネットだよ諸君!!」。
華やかに見えても実は全部大人の事情と金とコネで回ってる、努力や実力は二の次、そういう汚れた世界が芸能界。ただ、それだけじゃおもしろくねえとブラインドを上げる社長。「ギャンブルみたいなもんだ 時々 奇跡が起きる」。そう言われて窓の外を見る麻衣とくるみ、真相を知り、握手会(ミニライブ)に戻ってきたファン。水無月が誰よりも一生懸命STAR BERRYを応援していたと知り、麻衣はアイドルユニットを組んで初めて、大粒の涙をこぼして嬉し泣きする。

そしてネットで話題沸騰したSTAR BERRYは、若手俳優人気ナンバーワンの響玲(ひびきれい)に目をつけられ、ドラマの話が来る。あの日自分を感激させて泣かせた、水無月に報告に行く麻衣。「ここまで来れたのは 水無月くんのおかげだよ」。
ところがドラマの台本を読んだ、響玲のマネージャーは、うちの響のイメージに合わないと、時代劇である原作を今風のオシャレ最先端に作り替えろと言う。『はぐれ侍 純情伝』は『アゲアゲ侍↑ 大江戸パラダイス』とタイトルが変わり、渋谷で買い物をしていた主人公が江戸時代にタイムスリップしてくる。麻衣が自分達を指名してくれた主演俳優に力いっぱい礼を言おうとその人を探していると、響の狙いはくるみらしく、「オレ おっぱいない子興味ないんだよね」とあんまりな言葉を麻衣に浴びせる!
「おっぱいだと!? 人が真剣に仕事しに来てんのに!!」(笑)

刀で戦うのも事務所NGで、サッカーという滅茶苦茶な撮影現場、空気を読めないくるみはつい、シュートを外した響に取り直した方がいいと言ってしまう。気に入られたのか、「オレ この子がいい」と、キスシーンの代役にくるみを指名する響。キスシーンなんてできないよと泣き崩れるくるみ。執事がいるような浮世離れした家で育ったくるみには、お嫁に行く相手とだけしかキスしちゃいけないのという、バカみたいな「約束」があったのだ!(笑)
たとえ演技でもチューをしたら仕事を辞めさせられてしまうとパニックになるくるみ、響のワガママで徹夜続きのスタッフ達が過労で倒れていく様を見て、麻衣の堪忍袋の緒は音を立てて切れる!
怒鳴りかかる麻衣に、あり得ないのはこのドラマのほうじゃねぇ?ふてぶてしく言い返す響。

そのアイドル生命を見せてみろと迫られ、売り言葉に買い言葉でくるみの代役を引き受けてしまう麻衣。おっぱいよりおもしろいおもちゃを見付けたとほくそ笑む響。
報告するほどのことでもないかと、自分にとっての最大のファン、水無月がバイトしているコンビニ前をうろうろしてしまう麻衣。水無月から返ってきた言葉は応援の言葉ではなく、「いやです」。

(帽子がすごくお洒落)

撮影で響玲の「本気の演技」を見せつけられた麻衣、言葉を失うスタッフ、一瞬で変わってしまう空気。「オレはあんたみたいに口先だけじゃねぇからな」という響の言葉に、言い返せない麻衣。

悔しいけど ほんとのことだ
いつも口ばっか カッコばっかで
結局 誰かに助けてもらわなきゃ前に進めない
こんな たかがキスひとつくらいで 不安になって
だからいつもみたいに がんばれって言ってほしかった
………
やるよ 仕事だもん
きらわれたってしょーがない


巻末の四コマ「すた★べり」も爆笑物。『デラックスマーガレット』平成22年1月号掲載。

STAGE 5(『別冊 マーガレット』2009年10月号)


STAGE 6(11月号)


STAGE 7(12月号)



お薦め度:★★★★☆
笑えて元気になれてもう最高。中原アヤ作品のテンション、たまりません。
ところで『別マ』であなたの考えた百人-ishのメンバー募集という企画があって、締切が過ぎてから「安保担当 闘恵(たたかえ)。空気を読まずにマルクス・レーニン主義と世界同時革命をアジる時代錯誤でどこか矛盾している女性闘士(推定年齢30歳だけど大学生)の姿に団塊の世代のオジサン達は萌え萌え」というクダラナイのを思い付きました(笑)


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