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『境界のRINNE』第1巻-第2巻/高橋留美子

2009-10-17 | 少年漫画
 
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第1巻・第2巻同時発売でした。第1話が『週刊少年サンデー』に載った時にちらっと立ち読みして、やはり単行本まで待とうと思っていたんです。待った甲斐がありました。面白くてたまらん!
るーみっくわーるど!!!!

「読者の期待を絶対に裏切らない作家」、それが高橋留美子だ!

幼い頃に神隠しにあった少女、真宮桜(まみやさくら)。その時の記憶はなくしたが、以来、幽霊が見えるようになってしまった彼女はやがて高校生になる。

五月になってもまだ学校に来ていない、隣の席の男子。六道りんね(ろくどうりんね)は今日も欠席かとため息をつく先生を横目に教室に入ってきたのは羽織を着た男の子。ところがその男子の姿は桜にしか見えていない。

死神…みたいな…人間…みたいなりんねはお祓いのようなことを生業としている貧乏人。
桜がうっかり声をかけてしまった幽霊の男の子を成仏させるために請求されたのは50円、しかし悪霊と化してしまったので十倍の500円。「やはり無理か。大金だものな!」と言うりんね、あっさりワンコイン出す桜。
超常現象に動じない、霊が見えるようになってしまった理由もすんなり受け入れる桜ちゃんを1話読んでもう大好きになりました。
他のキャラもみんなみんな魅力的です。

何故か見覚えのある女性はりんねの祖母にして正真正銘の死神。東京タワーが建った頃の50年前に余命1分の男と恋に落ち、各所に根回しし多少の不正も働いて祖父の寿命を50年引きのばし、やがて生まれたのがりんね。
祖母、魂子(たまこ)の契約黒猫の六文(ろくもん)、りんねのいる人間界にやってきたのは手助けのためではなく解雇されたから。そしてりんねが馬車馬のように働く理由は祖母が果たさなかったノルマの肩代わり!

落武者に酒をすすめられる夢を見るのがこわくて眠れないという姫川さんが、実は姫その人の生まれ変わりかもしれないという第8話までが第1巻。

第2巻。


仮りそめの祝言をあげれば成仏するはずの落武者霊、しかし時と共に美化される思い出。姫川さんの本当の前世、そして姫の本当の生まれ変わりは…。
通信料の支払いで生活苦に拍車がかかったりんねのためにお弁当を作ってきてくれる桜。最高のヒロインだ!

今度のヒーローは毎日ジャージでいつもカネに困ってる(笑)


りんねの宿命のライバル(?)、魔狭人(まさと)は卑怯でセコい罠を仕掛けてりんねを借金地獄へいざなう。地味な嫌がらせに巻き込まれる桜とりんね。
借金地獄、それは自動改札のある近代的な地獄の最下層に位置する、働いても働いても賃金が支払われず借金が返せなくなる地獄の中の地獄。
生霊となってしまったレイジ先輩が元の身体に戻ってくる処までスッキリ採録。
りんねが話したがらない、自分の両親のことなど、今後もすごく楽しみです。


お薦め度:★★★★☆
5つ星付けたい!
でも始まったばかりで軽々しく5つ星付けるのも失礼なので4つ星。


↓るーみっくわーるどは不滅だ!
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