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『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第七巻/河合克敏

2010-12-01 | 青年漫画
 
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今まで書道で、
勝ちとか負けとかって、
よくわからなかったけれど……
今回は鵠沼学園に負けたくないよ。



「頑張る高校生」の漫画がマイブームです。

ユカリのおばあちゃんが「アキちゃん」と呼ぶ、笠置先生のお母さんから「かなの書」を教えるのを断られた鈴里高校の書道部。日野部長(ひろみ)は、大江くんのおばあさまにかなの書を教わりたいとユカリに相談する。

そして鈴里高校の書道部は、ユカリのおばあちゃんから楽しくかなの書を教わることになる。
ユカリのおばあちゃんの教え方は本当に楽しく、脱線しながらも、ひらがながつくられ始めた頃の日本人が書きたかったのは「ラブレター」だったのだと、核心をついた面白い授業をしてくれる。
笠置亜紀子先生からかなの書を学んでいる鵠沼の部長の双子の妹から、鵠沼は技術的なことを中心に習っていると聞かされ、やはり大江先生で良かったとひろみは言う。

帰国子女のユカリが日本式のバレンタインを勘違いするという微笑ましいエピソードをはさみ、三浦先生の口利きで両校は、書道学科のある東都文化大学のオープンキャンパスに参加することになる。
望月は、一日おきに最小の力(書道)と最大の力(柔道)を使い分ける日々の中で、柔道のほうでも新たな物を得る。

迎えたオープンキャンパス初日。笠置先生の言葉を聞き、自分の祖母のすごさを理解したユカリも、今までは勝ち負けを意識していなかったが、今回は鵠沼に負けたくないと、自分の中に何かが芽生える。

そして彼らは「散らし書き」を習いながら、「非対称(アシンメトリー)の美」を感じる心は日本人のDNAに刷り込まれているのだと、とても大切なことを教わる。


お薦め度:★★★★☆
ユカリの中に芽生えた「負けたくない」という気持ち。エールを贈りたい。
「ラブレター」を書くためにつくられた「ひらがな」を習いながら、平成の現代でラブレターの返事を書くための技術を学ぼうとする望月。
古(いにしえ)の要素と現代の要素の絡み合いがすごくいい。
ユカリも望月も、「素質」はあるのに経験不足で「技術」が追いついていないという、もどかしさも良い。
「楽しむ」ことが上達への道だと言う三浦先生(第3巻)の教え子だったユカリのおばあちゃんも、同じように鈴里高校の部員達に楽しみながら上達しようと教えてくれている。
「良き師」に恵まれるということは素晴らしい。



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