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『とめはねっ! 鈴里高校書道部』第五巻/河合克敏

2009-07-01 | 青年漫画
 
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『希望の轍』のワダチってのは、道のこと。
この国道134号線を指してるんだよ。
そして「遠く遠く離れゆくエボシライン」ってのは、
この道を走っていくと、
夕日に照らされた烏帽子岩の稜線と海の水平線が遠く離れて、
だんだん小さくなっていく様子のことだ!


三輪ちゃん表紙の第5巻。三輪ちゃん好きです。

宮田さんの家でそば屋のメニューを書き始めるユカリですが、「崩したひらがな」が書けません。
望月さんの家にサザンのCDを受け取りに行く約束、確かに時間は決めていなかったけど、夕飯時になってしまう。「結希にボーイフレンド」と、自分の娘がやっと女らしい一面を見せてくれるのかと期待するお母さん、きつい言葉をかけてしまう望月さん。
望月さんの母に夕飯をご一緒にと言われて目にしたのは「ひよ子」というお菓子の包み紙。その字自体がヒヨコのようだと思ったユカリが先生に尋ねると、その字は書家、町春草(まちしゅんそう)の物だった。

文化祭を控え、パフォーマンスで書く「漢字かな交じりの書」の説明をする日野ちゃん。日野ちゃんの説明なら真面目に聞くと言う加茂ちゃん三輪ちゃん。
戦後、それまでは「書」と認められていなかった作品を書き始めた人々がいた。その中の一人、金子鴎亭(かねこおうてい/「おう」はへんが「區」)。
帰国子女でサザンの『Bye Bye My Love』の「エボシライン」が何なのか分からないと言うユカリ、恐い顔して睨む加茂先輩と三輪先輩。
「てめぇっ!ちょっと来い。湘南にいて、そんなことも知らんとはっ!」と加茂ちゃんにえりを掴まれて、見せられたのは烏帽子岩(えぼしいわ)。ユカリがこの事を忘れないよう、パフォーマンスはこれで行こうと結局仕切る加茂ちゃん。

生徒会長からかけもち部員がいるからなんとかしろと言われながら、文化祭当日、望月さんは「客寄せパンダ」にされます。学校の至る所にインターハイ優勝の望月結希のポスター、そこには「何かが起きる!!」としか書いてない。
集まった観客を前に望月さんが書いた大字書は「花火」。
合宿の時の線香花火、小さい頃から見ているのになぜ飽きないのだろう? 小さいけれど一生懸命だからかもしれない。一度しかない高一の夏、線香花火のように精一杯がんばろう。そういう思いを込めて「花火」。

4人で書いた『希望の轍』も好評のうちに終わる文化祭。生徒会は書道部の人数不足に関しては来年4月まで待ってくれると言う。

「書の甲子園」の結果が届きます。日野ちゃん秀作賞。以上。自分達の「曹全碑」は?私の大字書は!?と詰め寄る加茂ちゃん望月さん、入選できる確率は1/7だとなだめる影山先生。
優勝は大分の豊後(ぶんご)高校。大分は四国ではなく九州です(笑)
豊後高校の一条くんはこの後、物語に絡みそうです。
あんなに一生懸命全臨した『雁塔聖教序』が落選で落ち込むユカリ。ユカリのお祖母ちゃんを慕っている望月さんからの電話で孫が落ち込んでいる理由が分かり、父が16の時に書いた全臨を見せるお祖母ちゃん。
上には上がいると、気持ちを切り替えられたユカリです。

数日後、ユカリはメニューを書くと約束していた宮田庵を訪れます。娘の麻衣のことかと期待してしまうお父さんです。自分は思い上がっていたと頭を下げるユカリに戸惑います。真面目すぎるんだよね。メニューを「宿題」にさせてくれとユカリ、半年も時間をくれと言われてふてくされてしまう麻衣ちゃん。

実は中学時代に犬猿の仲だった加茂ちゃんと三輪ちゃんが如何に仲良くなったか、どうして書道を始めたのかが明らかになる「2年生トリオの秘密」前・中・後編が採録されています。中学時代に空手をやってヤンキーだった加茂ちゃんが「女らしくなりたい」と思った姿が可愛らしかったですね。書道教室の体験入学で「薔薇」と書く加茂ちゃん、「一石二鳥」と書く三輪ちゃん、性格現れていてウケました。

墨を買いに行くユカリと望月さん。練習用の「墨汁」ではなく「墨」です。昭和元年製造の15万円の奈良古墨を見せてから1,500円の墨を勧めるご渓堂のおじさんは相変わらず商売上手(ごけいどうの「ご」はさんずいに吾)。そこにタイミング良く現れた宮田さん、望月さんの前でユカリにベタベタして自分をアピール。
墨の正しい擦り方を教えてくれる影山先生。たかが墨ではない。奥が深い。

「書の甲子園」の入賞作の展示が2月に大阪で。日野ちゃんの表彰式もあるので部全員で行くことに。問題は交通費。会計の三輪ちゃんはお金がないと言う。お年玉をあてにしていた望月さんですが、なんとお母さんから今年のお年玉はなしとショッキングな一言。毎日5kmも走るのでスニーカーが4か月しか保たない、ジャージにヘルメットに毎月1万円以上「スポーツ用品」を買わされているお母さんの言い分に言い返せない(笑)
そんな望月さんが宮田庵を訪れると、そこには臨時のバイトで入ったユカリが宮田麻衣と仲良く肩を並べていて…女の戦いが始まりそう。


お薦め度:★★★★☆
「書」に関するうんちくがちっとも退屈ではなく、それでいてラブコメになっている処がすごいですね。確実にスキルアップしていく皆の姿がとても良いです。


↓部員達の成長が楽しい
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