アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ちはやふる』第六巻/末次由紀

2009-09-15 | 少女漫画
 
にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ


ああ

悲しかったんだ
"速さ"は
私にとっての"かるた"だったから---………


千早のかるたバカぶりだけでかなり楽しめるんですが、第6巻は公式戦でかなちゃん(大江奏)の存在の大きさに気付かされます。この子、あなどれません。

詩暢(しのぶ)=クイーンに敗れて無我夢中で練習する千早。原田先生の「千早ちゃん 速く取るのをやめなさい」という意外な言葉。「速さへの執着を捨てなさい」。本気になった原田先生は、千早にクイーンになるためのかるたを教えようとしてる--……。

速く取るのをやめろという言葉の意味が分からずに思い悩む千早、千早の癖、取れるエリア取られるエリアを冷静に分析する机くん。
ものすごく速く取れる札があっても、残り全部取られたらかるたは負ける。
「なにわが」は19番、「なにわえ」は88番、年代にして約200年の隔たりがあると言うかなちゃん。「ちはや」が真っ赤に見えると言う千早だが、かなちゃんはそれなら「なにわが」は冬枯れた芦のくすんだ緑、「なにわえ」はもっと若い芦の緑、自分にとってのかるたは「意味」だと言う。

A級になって初めての公式戦。高校生だけではない大会。速く出すぎず、お手つきのないかるたを目指して臨む千早は、かるた歴35年の金井桜(かないさくら)さんに初戦で惨敗。"感じ"がいい、速いだけの子に当たれてラッキ☆ そんな金井さんには私にないものがあると思い知らされる。これがA級なんだと思い知る。
すがすがしい気持ちでA級1回戦敗退した千早を待っていたのは人生最大の苦悩!(笑)

B級決勝戦 太一vs肉まんくん
D級決勝戦 机くんvsかなちゃん。
キャプテンとしてどっちを、どこを、応援すれば…。

第6巻最大の見所といってもいいのが、D級決勝戦の袴姿のかなちゃんです。
かなちゃんを尊敬している机くん。かなちゃんのかるたの丁寧さを、粘り強さを。それでも勝てる。
かなちゃんの腰が下がっていないと気付く千早。それは袴だから!?
かなちゃんが袴で試合するのを初めて見る千早。自分と全然ちがう。「女たるもの 美しくなければなりません 戦うときも」。そう言ったかなちゃんのひとつひとつの動きが--!

札の扱いさえ美しく、優しい。
「かなちゃんは袴を着ると攻めがうまくなる」「袴を着て100パーセントになる」。そう心のメモを取る机くん。
ほかのみんなとは違い、意味と背景を大事にするかなちゃん、でも競技かるたはやっぱり「音」なんだ。

千早がD級決勝戦に気を取られている内に、B級決勝戦は持ち札1枚ずつの運命戦。
空札ばかりが続き、消耗する脳。自陣を守れば五分、しかし攻めに行くことで五分以上にしようとする太一。
5人のうち4人が入賞、3人が昇級という結果を残せた公式戦。帰りの車の中で新たになる瑞沢かるた部の結束。「団体戦がしたいね」と言う千早。


一方、福井では、もう一度競技かるたを始めた新が友達が遠くで頑張っているんだと、名人戦予選西日本代表を目指している。
書店でバイトしている新の「うちの店にある中で動物がタイトルにはいった小説は12冊……文庫本にしぼると8冊……その中で高校の課題図書になりそうなのは……『猿丸幻視行』 店長 一番奥中央の棚上から3段目の右から5冊目取ってきて下さい」という記憶力は爆笑物。

千早は練習していて、クイーンの左手が頭から消えない。そして吉野会大会で再会する太一と新!



お薦め度:★★★★☆
初めてこの漫画を読んだ時の「衝撃」は薄れてきました。それでも4つ星付けられる面白さ、情熱は健在です。私は全く飽きてませんが、恋愛色のほとんどない作品を少女漫画誌で続けるのはつらい物があるかもしれません。作者が望む形での連載が無事に続けられることを願っています。
千早のかるたに懸ける情熱の「原点」は新なんだという展開に戻ってくれそうで次巻も楽しみです!


↓なりたいんです、クイーンに!
にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へにほんブログ村
にほんブログ村 トラコミュ 漫画、マンガ、まんが、コミックへ漫画、マンガ、まんが、コミック
にほんブログ村 トラコミュ 少女マンガへ少女マンガ

【検索用】ちはやふる 末次由紀 6
ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『別冊 マーガレット』10月号 | トップ | 『君に届け』第9巻/椎名軽穂 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kurecomi)
2009-09-18 14:01:38
この作者さんどこかで名前を聞いたことあるな・・うーん・・と思ってたら、例の盗○で有名な作者さんでした^^;・・・w
 百人一首関係のマンガとか出してたんですね@@;知りませんでした
 自分も一時期百人一首はハマってました、、
ウォークマンで小倉百人読み上げテープを聴いてたり、、、w
 今年の初めに、田中理恵さんが百人一首で読み上げるCDなるものを発見して購入したほどです。機会があったらこの本かって見ます^^
参考になりました〃 ̄∇)ゞ
 アリガトでした^^
末次由紀 (Wrlz)
2009-09-18 16:26:44
>kurecomi様

そうそう、いわゆるトレース騒動で一時期騒がれた人です。私はその時は知らなかったんですが。
それはそれとして、『ちはやふる』はすごく面白いです。おすすめ。
熱血かるた漫画。
ワクワクして笑えて泣けます。かるたやりたくなります(笑)
短編集の『ハルコイ』もおすすめです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。