アルバニトハルネ紀年図書館

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『境界のRINNE』から読み取る政権批判

2017-05-18 | 今日は旧暦のエイプリルフールです
 
 先日、『ラブ★コン』が小泉政権を批判する作品であるという説を紹介した。
 文化革命学者の分析によると、高橋留美子の新作『境界のRINNE』からも、安倍政権を批判する政治的メッセージが読み取れる。以下にその説を紹介しよう。

 本作を構成する最大の要素は「浄霊」である。
 そして主人公の六道りんねの現状は、祖母のかつての行いに由来する。
 前者が「武力行使」のメタファーであり、後者が「安倍晋三が岸信介の孫であること」を指しているのは明白である。

 物語の基本構造は、以下の通りである。
・六道りんね→安倍政権
・真宮桜→日本国民
・鳳→米国
・魔狭人→北朝鮮


 鳳は、りんねと利害を同じくする「同盟国」でありながら、「足枷」ともなっているアメリカを指す。作中で用いられる「二人きりでここで暮らすしかないのよ」というセリフ(=同棲の強要)は、「在日米軍基地は返還しない」というアメリカの本音である。
 軍事挑発を繰り返す北朝鮮が魔狭人として描かれている点について、細かい説明は不要であろう。
 従って鳳・魔狭人の存在は、日本が軍隊を持つことを正当化する因子となっている。

 では、物語の細部を読み解いてみよう。

 まず、りんねが架印の業務を妨害したり、自分にとって都合の悪い事実や己の不始末をもみ消す様は、共謀罪(テロ等準備罪)を新設しようとする安倍政権への批判である。
 架印の所属する命数管理局も、鯖人の起こした堕魔死神カンパニーも、りんねにとって不都合な組織ではあるが、何を以って「組織的犯罪集団」とするかは曖昧である。作中でりんねは、その時の状況により特定の組織や人物を「悪者扱い」することがあり、それは共謀罪が恣意的に運用されることへの警告である。

 次に、りんねが浄霊のために桜に借金を重ねている様は、そのまま国の借金を増やし続けている日本政府の姿である。
 しかもその借金はりんね一代で増やしたものではなく、父である鯖人(=過去の政権を指す)の連帯保証人となったことから膨れ上がっている。日本の借金も同様に、何世代も前から債務残高を増やしている。

 そしてりんねは、桜(=国民)から借りたカネの返済を滞らせている。

 りんねの(合法的な)収入源は「浄霊」である。
 これは自衛隊の行動に置き換えれば「救援活動」であり、合憲ではあるがほとんど収入にならない。

 ところが、その収入を十倍にする方法が存在する。
 成仏させるべき霊を「悪霊化させて強制浄化」することだが、これは自衛隊の行動に置き換えれば「戦闘行為」であり、現状では合憲か違憲なのかの解釈が分かれている。
 しかし、それを合憲にしたがっているのが安倍政権である。

 そう、『境界のRINNE』からは、改憲を行い自衛隊を軍隊にしようと目論む安倍政権への批判を読み取ることができるのだ。



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