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『死がふたりを分かつまで』第10巻/DOUBLE-S・たかしげ宙

2009-10-01 | 青年漫画
 
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大(だい)のバイクが『バイオメガ』のパクりにしか見えなくて興ざめして第9巻の記事を書かなかったんですが、見捨てずに第10巻を買って良かったです。

再び左腕を切り落とされるエジー・トゥルス、大は護に話があると、奴を後ろに乗せて現場から無音バイクで走り去る。

現場ではトゥルスが担架で運ばれる様を見ていた古村に、同じ車内のワイズマンは何かが可笑しいのかと尋ねる。暴対法以降、牙を抜かれた極道、それを真似て若者達が徒党を組んで詐欺グループを形成する世の中、「俺は今のガキどもにヤクザモンの怖さを示しておきてえ」と答える古村。
元はExolidが子飼いにしていた暴力団「角鳳会」、その幹部が古村で組長亡き後(まだ死んでないけど)、反発を抑えながらも組を掌握している、そして背後で糸を引いていたのはガルボア共和国。元々はこういう構図だったのが今では組の中で孤立しつつある古村、古村がかつて教えを受けていたエジー・トゥルス(今はガルボア外交官)と犯罪学者のワイズマンの三者が結託しているような状況。井川と護のチームに遙が守られていて、こちらもシエラとジュリエットがいなくなりTHE WALL(アルファが隊長のチーム)との繋がりも希薄になり、見所というか「ここが軸なんですよ」という物がコロコロ変わります。
20巻以内で完結すると踏んでますが(新人のDOUBLE-Sに20巻を超えるような連載を編集部が許すとは思えない)、1巻出る度に一つのエピソードのケリが一応付いて、全体を見渡すとちゃんとつながっていたという作品になることを期待しています。

護と大の応酬をネットで監視している誰か。「マスター」と呼ばれるその男は仲裁に入り、角鳳会を二週間以内に殲滅できなければ土方護を犯罪者として警察に引き渡すと告げる。エレメンツ・ネットワークは期限までは土方護をサポートする。

源田刑事はその頃、土方護に剣を教えた稲葉師の元を訪れる。失明する前の護はかつて源田と竹刀を交えていて、「剣道」と「剣術」の違いを見せつけていた。根っからの技術伝承者である稲葉老人は、教わった技術が本当に使用できるのか、単なる形だけなのか現代でも通用するのか気になって夜も眠れないと言う。そして土方護が「人殺し」と呼ばれる所以は、自分の師匠真壁一志(まかべかずし)を荒稽古の最中に木刀で打ち殺したという過失致死。
年老いた師範の最後の伝承だったのか、土方が頑なに黙秘したので真相は本人にしか分からない。

エレメンツ・ネットワークのマネジメントをしている台場巽(だいばたつみ)が遙と接触。彼はかつて巨大検索エンジン『MENTER(メンター)』を創り上げた世界有数のVIP。
遙に土方護の抑制を頼みながら、彼がネットワークの理念と一致するのは彼女次第と言う。エレメンツ・ネットワークの存在に気付いたワイズマンは、台場には「アスペルガー症候群」の徴候があり、「最高の敵」だと絶賛する。

TEA ROOM SIRENと謂う、占いの館らしきバーを訪れる台場。タロットを手にした少女に「…女の子を一人助けたいのです…」と。


元角鳳会の玉川千治(たまがわせんじ)は、ワイズマンに「次の仕事」の依頼予約をした護に、及ばずながら助太刀したいと申し出る。「…少しでもあの娘に償いてぇ…」。

藍空医科大学の技術研究室から運び出される義手。シエラも稲葉老人に弟子入りしようとするし、第11巻でまた新展開の気配。


お薦め度:★★★☆☆
ここまでの全てが「必要」なエピソードなのかは疑問です。もう少しコンパクトにまとまった作品を読みたいような気もしますが、原作者が別に存在する漫画なので、完結してからではないと結論は出せません。第1巻から読み返せば一つ一つがそれなりに面白いし読み応えもある。終わってから「これ小説だったら文庫2冊くらいで収まってるよ」という評価にならなきゃいいけどね(笑)



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