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『町でうわさの天狗の子』第2巻/岩本ナオ

2010-11-04 | 少女漫画
 
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あたし
3日に1回でいいから
タケル君におはようって言ってもらえるなら
お父さんや瞬ちゃんに迷惑かけても
同じ高校に行きたかったんだもん


続きを買いました。思わず楽しい笑みがこぼれてしまう。

タケルからの返事が携帯に届き、つきあう初日は一緒に帰るものだと信じ込んでいた秋姫は、 疲れて先に帰宅してしまった彼の家におしかけて、彼の「ユルいとこ」を見て、お互いにがんばろうという言葉に、実は彼のことを何も知らなかったような気になってしまう。
秋姫が「太郎坊」として参加しなくてはならない催しのために、初デートは山登りになってしまう。嫌な顔一つせずに自分の言葉にうなずいてくれるタケルのやさしさが自分だけの物ではないと気付いて、秋姫は無意識に怪力を発揮してしまう。
(あたしの前ではほかの子と違う態度とってもらいたいな)。
そしてタケルには自分より前につきあっていた子がいたと知り、子供っぽい質問をして困らせて、笑っていないタケルの笑顔を初めて見てしまう。

秋姫が八郎坊との恥ずかしい会話をタケルに聞かれてしまった頃、山伏問答(やまぶしもんどう)のお相手役を務めさせていただくと、鞍馬山三十八郎坊紅葉(モミジ)が瞬の前に現れ、とても丁寧に頭を下げる。

体験修験道は幕開けするが、秋姫はタケルが自分といると安心すると言ってくれた理由を彼と話題にするタイミングばかりが気になる。しかし神谷の家の子であるタケルは自分の家のことをきちんと知っており、秋姫は不安は全部思い過ごしだったと安堵する。
山や父のことに興味を持ってもいいかもしれないと思い始めた秋姫が、今度は瞬と写真を撮りたがってくれるクラスの子がいるのだと、自分のほうが位が高いと三・四・五・八郎坊の面を強引に借りて、里の者を禁足地内に招いてしまう。
「だって今日瞬ちゃん 友達と1枚も写真撮ってないんだもん」。

その言葉を聞いた父は、娘に甘く、息子のように思っている瞬のことも大切でたまらない。

この優しく、緩く、子供じみていてもやはり真剣な空気がすごくいい。

そして瞬は鞍馬山僧正坊(そうじょぼう)という、巨人ファンにとっての長嶋茂雄のような存在の客人に夢中で、瞬と同じように烏天狗を目指している紅葉を、秋姫は苦手かもしれないと思い始めてしまう。

ところが紅葉は、タケルと海でデートするために初めて前向きに「修行」しようとした秋姫の、その修行のメニューを考えてくれる。
それを修得すればタケルと、山から離れ、天狗が苦手とする海に行けると紅葉が指導してくれる「火生三昧(かしょうざんまい)」。修行の最終日に、火渡りをするのは自分ではなく自分より低位の見習いと初めて知り、驚くほどの力を出せてしまう秋姫。こんなことができてしまい、明日起きたら天狗になっていたりしないかという不安を、瞬は一言で拭いさってくれる。


お薦め度:★★★☆☆
優しく、あたたかく、緩やかでなだらかで楽しい空気がすごく好きです。
そして「天狗の子」であってもやはり「女の子」である秋姫がすごく好きだ。そして町ののどかさがやはり良い。

販売部の人が好きだと言って巻末に採録された『動物園に行ってきました』は笑いました。
「私の脳内ではパンダとは大変貴重なモノであり 『お前のような輩のくるところではない』『即刻立ち去れい』 もうコレもんの勢いで園内の奥の奥の みたいな それはもう…」というのに爆笑(笑)

余談。私はこの漫画を読むまで岩本ナオさんを知らなかったので最初に読んだ時には名前に気付きませんでしたが、別マsisterの君届トリビュートの、微笑ましい風早とマルちゃんを描いていたのが岩本ナオさんでした。

昨夜読み返していて発見。


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