アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ビッグコミック』2011年15号

2011-07-25 | 青年漫画
 
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選挙で一位になった人が表紙。世間では色々言われているけど、僕はこの人の事わりと好きです。選挙で選ばれたはずの今の首相よりよほど好きです。


『ゴルゴ13』第514話「外交伝説の男」前編/さいとう・たかを
2011年2月、東京・ジャパン。ベトナムへの、日本の新幹線売り込みを巡る、外務省の懸念。中国が、アジア各国をパンアジア鉄道で結ぼうと動いている。アジア太平洋局の小野寺は、中越関係の盲点に気付けなかった自分を恥じ、かつての上司であった桐嶋を思い出す。しかしCIAから提供された情報は、国益のために粉骨砕身していた外交官が、中国の傀儡となってしまったことを告げていた。

あれほどの大事故(この原稿は7月23日の事故の前に描かれた物だが)を起こしても、中国は自国の鉄道を他国に買わせる「パイプ」を握っている。日本の新幹線には3・11の大震災の時ですら犠牲者を出さなかった高い技術と信頼があるにもかかわらず、売り込みに成功しない。それは不可解で恐ろしいことだ。


『憂国のラスプーチン』第22話/佐藤優・伊藤潤二・長嶋尚志
逮捕の直前、マスコミに追い回されていた憂木。外務省がマスコミを接待してかけた保険は、こんな形で憂木を追い詰めた。
検事を「ワイドショーを鵜呑みにする庶民といっしょ!」とまで描く箇所には、笑って良いのかいけないのか、悩む。憂木はひどい報道に慣れてきたと言うが、怒るのに「疲れた」とも言えると思う。


以下、面白かった作品を羅列します。


『兵馬の旗』第十二陣/かわぐちかいじ
ついにロシアでの、兵馬と村田の出会いが描かれる。
村田の「女性とはいえ露人と交際すっとは、書斎で語学を学ぶよりは、余程生きた勉強でごわんそ。」は名台詞だ。そしてアンナが母に許しを請うたように、今、兵馬も母に己の覚悟を告げる。


『そばもん』第67話/山本おさむ
解体作業中の、福島の旧家から、天保時代の俵が見付かる。それは天保の大飢饉を生き延びた先祖が子孫のために備蓄した「そばの実」で、試験場や研究室での発芽試験は失敗したが、山形のそば屋の手で芽吹こうとしていた。稜は車で駆け付ける。ハンドルを握る稜は天保の大飢饉の悲惨さを語っているのに、助手席のエリカは食後のデザートを食べていないだけで大騒ぎする。


『銀のしっぽ』第239夜/森真理
「寒いギャグ」も意外と難しい。体感温度28°は「ぬるいギャグ」、23°なら「クールなギャグ」、「寒いギャグ」は3°位。


『獣医ドリトル』カルテ90/夏緑・ちくやまきよし
テレビで花菱の危機を知り、ドリトルはスタジオに駆け付けようとするが、道中、車にひかれた猫を手術するために引き返してしまう。番組の最後に花菱は見事にナツメの症状を解説して事なきを得るが、エンペラーの新院長は花菱の正体をいずれさらしてやるとほくそ笑む。


『華中華(ハナ・チャイナ)』第119話/西ゆうじ・ひきの真二
料理対決には島野が勝つが、島野は逆に審査員に説教する。
「ありがとう、お華。」
「はい!」
このやりとりで、ハナちゃんがこれから何を大切にしていけば良いのか理解する、この二人の信頼関係が素晴らしい。


『ゲゲゲの家計簿』第6回/水木しげる
水木家、暑さに耐えかねてついに「レイゾウコ」を買う。一階を貸していることによる収入が八千円、氷冷蔵庫は中古(ちゅうぶる)で千五百円。


『築地魚河岸三代目』Fish269/はしもとみつお・九和かずと
松田さんのアドバイスは二転三転し、三代目の移動販売はなかなか軌道に乗らない。ツミレのつなぎと聞いてようやく理解したのは、松田さんには今でも「つなぎ」が必要だということ。


『江戸の検屍官』毒婦 第5話/高瀬理恵・川田弥一郎
主犯のお六の正体はまさかの男娼。その名を六之助という。厳しいご吟味の数日後、土左衛門が上がり、お月は自分が描いた顔と同じものに間違いないと言う。あの日のこと(口付け)は本気だったとお月に言われ、妻子のある北沢は困った顔をして立ち尽くしてしまう。


『S-最後の警官-』episode.048/小森陽一・藤堂裕
神御蔵は、ボクサー時代に最後に闘ったチャンピオンが、今はヤクザ(マルB)になってしまっていると会長から聞かされる。違う理由でその組が所有するマンションの近くで張り込みをしていた隊長。ボクシングを穢(けが)したのはテメェのほうだと言うチャンピオンの言葉が差すのは、ミクラスがわざと負けたことなのか、警官になったことなのか、それとも神御蔵も知らない理由があるのか。


『星を継ぐもの』第11話/J.P.ホーガン・星野之宣
300万年前には「狩られる側」だった霊長類。人類学の研究者は、「月がなかったら」という仮定とホモ・サピエンスが絶滅寸前にまで追い込まれた経緯は矛盾しないと、ハントの仮説を否定できないと述べ、月が「来た」5万年前に人類は文化の大飛躍期を迎えたと言葉を続ける。船の針路上には、ようやく木星が見えてくる。
約100万年前の「ホモ・エレクトス」という単語を知らなかったので、検索してみたら、「原人」の分類方法に諸説あって混乱してしまった。


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