アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ちはやふる』第八巻/末次由紀

2010-04-02 | 少女漫画
 
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この漫画を読むと何かに「挑みたく」なります。
千早や詩暢が小学生の頃にかるたに出会ったというのは、私が小学生の頃に切手に出会ったというのに少し似ている。「相手に勝ちたい」というのは「切手集め」が流行っていたクラスの子達と持っている枚数を競っていた頃の気持ちで、一枚一枚の歌の意味は分からずに、ただひたすらに「数」を増やすことに邁進していた。やがて一枚の切手にはある国家の歴史や特定の勢力の主義主張という「物語」が込められていたことに気付く。
かるた会に入るということが、私には地元の郵趣会に入るということだった。そこには原田先生のような世話人がいて、私がカタログを持っていないと言ったら日本では売っていない文献をプレゼントしてくれた。会には切手展で入賞することを目指している人もいれば、図案の美しさを愛でることを楽しみにしている人まで様々なコレクターがいた。会では毎年、展示会をやっていて、収集の成果を赤の他人に見てもらうためにコレクションをリーフにまとめてきなさいと言われた。あの時に私の「切手集め」は「切手収集」になったような気がする。
切手展は観覧する人達にとっては催し物でも、出品した者にとっては「審判の場」だった。己のテーマに沿って集めた切手をリーフに並べ、自分の研究成果を審査員に「採点」してもらった。なんと趣味に「点数」が付き、「勝ち負け」があったのだ。しかし大きな賞を受賞すれば公衆の面前で表彰されるという栄誉に浴せた。そして国内だけではなく海外にも目を向けろと、作品の書き込みを英文に直すように言われた。
こんな所で立ち止まっていてはいかんと思います。私はまだ30代になってから2回しか成果を残せていない。人生は長く、趣味はいくつになっても続けられるけど、今やれることを今やらないときっと後悔する。そんな自己反省をさせられた第8巻です。



お薦め度:★★★★☆
なんかあらすじとぜんぜん関係ない文章になってしまいましたね(笑)
「漫画が好きだ」という気持ちをいつまでも大切にし続けたいですよ。高校生の千早は24時間、かるたのことばかり考えている。社会人の山本由美は銀行員をしながら限られた練習時間でクイーンへの返り咲きを狙っている。24時間365日マンガのことばかり考えてはいられないけど、それは遺伝子に刻み込まれている物なので、時に「見失う」ことはあっても「忘れる」ことは絶対にない。好きな物をいつまでも好きでいるのは正しくて素敵なことです。




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2 コメント

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ぽってり (笛巣田 真夜)
2010-04-02 23:10:24
>今やれることを今やらないときっと後悔する。そんな自己反省をさせられた第8巻です。

グッズを手に入れるためには体型なんぞ気にせずアイスを食べ続けろということですね(笑)


スノー丸 (Wrlz)
2010-04-03 09:07:21
>笛巣田 真夜様

いやあああ(笑)
今日からアイスを断って下さい詩暢ちゃん(笑)

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