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『境界のRINNE』第3巻/高橋留美子

2010-03-25 | 少年漫画
 
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桜とりんねのクラスに転校生がやってくる。霊が見える、お祓い屋の家に生まれた十文字翼(じゅうもんじつばさ)。翼が一方的に桜を想い続けていただけで、話もかみ合わず、「三角関係すら成立しない」という構図をコメディにしてしまうのが高橋留美子! 『うる星』を読んで育った我々はもう手放しで絶賛するしかない。

真宮桜。未練を残してこの世に留まっている霊が見えてしまう彼女の目に、世界が「優しい物」に映っているというのが、現時点でのこの作品の魅力の総てだと言ってもいいだろう。
霊が見えることを秘密にし、霊を無視するか見守ることしかできなかった彼女がりんねや魔狭人、翼たちと関わるようになって、今まであまり表に出そうとしなかった感情も正直に口にできるようになればすごく嬉しい。幼い頃から霊を見てきた彼らは、悲喜こもごもに世の中の本質を見せつけられているようで、実は目の前の現状を冷静に分析することを優先せざるを得ない。リカが、りんねが桜を好きでチラ見していると指摘しても、桜の目にはりんねはサイフをガン見しているように映ってしまう。りんねは借金を返済することに必死で、翼はりんねを出し抜くことに必死で、桜は自分の目で見た物をありのままに受け入れて世界の総てを優しく見守る。誰のことも特別扱いせず、かといって誰も憎みはしない桜の心を奪い、彼女の恋人になれる者はまだいない。

本当はこの漫画のレビューなんか私は書きたくない。だからもう書かない。というか書けない。私はこの作品に対しては「愛情」以外の感情は抱くことはできず、褒めちぎることしかできないのだから。
高橋留美子の漫画は、思春期に於いて私に「オタクになることの意味」を教えてくれた作品だ。漫画を愛し、それを原作としたアニメを愛し、声優も好きになり、イベントにも行き、イラストを投稿して読者コーナーの常連になり、やがて本格的にペンを執って同人誌活動を始めた。そういうことの総ての意味を、るーみっくわーるどは教えてくれた。だから高橋留美子作品だけは、私は絶対に否定することはない。それを否定することは楽しい思い出を沢山くれた、オタクとして生きた自分の青春だけでなく、今の自分まで否定することになるのだから。
伊●先輩ありがとう! 私がオタクになれたのはあなたのおかげです!


お薦め度:★★★★★
第4巻以降も買い続けますが、今後は記事は書かないかもしれません。私には褒めることしかできません。
10代の若い読者がこの漫画を度合いにして「100」愛しているとしたら、私は「120以上」愛していると断言できる。
同時発売された第1巻・第2巻の記事は一応、書いてあります。(→過去記事)



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