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『俺様ティーチャー』第7巻/椿いづみ

2010-03-26 | 少女漫画
 
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ついにこのマンガも「男の娘」とか言い出しちゃいましたよ。作者じゃなくて帯を作る人が。
しかし椿いづみさん、それは自業自得です。あなたは暴走しすぎなんです(笑)

賭けにまつわる全ての事を、雅は忍に、鷹臣くんは真冬に話す。本当に賭けていたのは緑ヶ丘学園だと。雅の父の本当の職業は不動産屋で、私立の学校というのは会社みたいな物。真相を聞いた真冬は目を潤ませる。そんな真冬を面倒くせぇ奴だと、「巻き込みてぇくれぇ気に入ってて 巻き込みたくねぇくれぇ気に入ってんだよ」と笑いかけて頭をなでてくれる鷹臣くん。ずるい、めちゃくちゃ嬉しいと、くしゃくしゃになっている入部届けを突き出す真冬。

風紀部の活動と、せめて期末テストでいい点を取って学校の偏差値に微々たる貢献をすることで足を引っ張るまいとする真冬。尻が痛くなるので長時間イスに座っていられないというわけの分からないハンデを克服しても、ノートはラクガキ、置き勉は当たり前。忍の指導で「丸暗記」という力技でテストを乗り切る真冬がとても高校生。大化の改新の中心人物はちゅうだいあにしろおうこ! 「まじめに勉強をする高校生」は本物の高校生じゃありません!(笑)

鷹臣くんの言葉に心を動かされ、「私の高校生活 捧げてやろうじゃないの」と決心した真冬だけど、第37話から夏休みという名の番外編のオンパレードです。
帰省した真冬は家を追い出され、もうトップじゃないからというお情けで西校番長の桜田に遊んで「もらう」。浴衣美人の桜田に女として負ける真冬! 二人を夏祭りで見かけた寒川・現番長は、あれは真冬さんじゃないと否定する。かつての仲間は真冬を歓迎してくれるのに、寒川だけは自分を睨み、無視する。そして真冬の前から逃亡。
熱中症で勝負から脱落して「おれに いちばんに あいにきてほしかったのに」と涙ぐむ寒川の本心。

『舞苑リターンズ』で怪談をしていた男は四津谷(よつや)。四谷ではなく四津谷。この連中は未だに「真冬さん」と「真布湯さん」を混同している。青春とは勘違いと食い違いを混ぜ合わせたバカバカしい物だからまぶしい。

『ザ花とゆめ』平成22年2/1号掲載の番外編『五条鷹臣のウィークポイント』は未読でした。第1巻第4話へつながる、ガキは嫌いだという鷹臣くんの回想。ケンカする奴は怖いかと訊かれて「え? いや別に…」と答えていた真冬。打たれ強い真冬は実は舞苑よりもマゾなんじゃないのか?(笑)
『東西南北 夏祭編』の四コマは描きおろし。携帯はマストアイテム、黒崎真冬は女。従って「黒崎の彼女」は実在しない。



第37話カラー扉(『花とゆめ』2009年18号)

おようふくが好きなんですね。

『花とゆめ』2009年15号表紙。



お薦め度:★★★☆☆
みんなバカでかわいい。高校はお勉強なんかをする所ではなく、青春を謳歌する場所で、大人になってから「あの頃の自分はなんてバカだったんだろう」と振り返って赤面する、そんな思い出を作るための場所です。
「大きくなったらうさぎさんになりたいですっ」という願いがこんな形であっても叶った真冬。ラブリーウサちゃんマンは愚かしくても、否、愚かしいからこそ青春の象徴です。高校生は誰しもカバンの中にウサちゃんマンのお面を持っている。人は心の成長過程で「自分は正義」という根拠のない自信を持つ時期があって、番長の座から引きずり降ろされたりケンカに負けたりすることで打ちのめされ、初めて「正義」には複雑な意味があると思い知る。女装もバカ騒ぎも犯罪にならない範囲内では大いに結構。くさらずにまっすぐ育とう、青少年。



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