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『貧乏神が!』第7巻~第8巻/助野嘉昭

2010-11-24 | 少年漫画
 
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だから今私には
私のことを思ってくれる友達がいるんだ
自分が変わった分だけ世界は変わるんだよ


第7巻から始まった「たんぽぽ編」(と作者は呼んでいる)がこの第8巻で終了。
桜市子という人間そのものの「抹消」を目的とする、福の神の異端児「たんぽぽ」の登場以降の展開に「あれ?」と思ってしまったんだけど、読み終えてみると、おそらく助野嘉昭の中に「ジャンプ系の少年漫画はこうでなくてはならない」という信念のような物があるように感じられる。
「幸せ」とは生来の物や置かれた境遇などではなく結局は「自分の生き方次第」なんだと、子供達が感じてくれればいいなと思う。(そういう意味ではスクエアではなく週刊少年ジャンプに連載されても良いと思う)。

※「子供は漫画を読むもので、その中で最も読まれているのはジャンプである」という25年前のオレにとっての常識が今でも「常識」であるという前提で記事を書いています。

第8巻。


死ぬのは怖い、皆と一緒がいいと泣く市子を助けるために嵐丸も石蕗も撫子も、たんぽぽに立ち向かう。幸福エナジーを発動させる度に「強欲戒(ごうよくいまし)メンタル」の流す電撃が「痛い」から何もしないのだと、市子を罵る紅葉。
市子×紅葉の最強ペアがたんぽぽ打倒という目的のために結束できたと思ったら、ヒトガタを多めに持ってきた、憑依しなおした紅葉が勝つための準備が整ったと不幸エナジーを撒き散らす。恥ずかしい戦いを強いられる市子を、さっきまで自分のために戦ってくれていた「友達」は見て見ぬ振りをする。

敗れたたんぽぽから聞かされたのは、人間の強欲さと、彼女が人を幸福にするのをやめた理由。人間に幸せにしてやる価値なんかないと言い張るたんぽぽに、石蕗も紅葉も勘違いするなと言い返す。
しどろもどろの市子の口から飛び出した第一声は、「石蕗は サッカーが得意なの!」。

市子は隠していた秘密の一端を石蕗に打ち明け、半信半疑の石蕗も、フェアじゃない気がするからと不幸エナジーも一緒に返してもらう。そしていつもの日常が帰ってくる。
その頃、神界では、桜市子の魂が人間界に降り立った際に道具に異常はなく、彼女の持つ異常な量の幸福エナジーには然るべき理由があるのかもしれないと、金色姫(こんじきひめ)の上司の中間管理職は首を傾げる。

諏訪野が引っ越した田舎へ、初めて市子が「友達」を連れて訪ねるという嬉しい展開で次巻へ続く!


お薦め度:★★★☆☆
買うのやめなくて良かった。
やはりこれはとても良い漫画だ。お金持ちで運も良い市子が、「その場限りの幸運」と「幸せ」との違いを学んでいく様が楽しい。
落ちこぼれの犬神だった桃央が、市子に「紅葉お姐様が居て良かったこと ひとつやふたつやないでしょう?」と語りかける所も大好きだ。


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