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『きゃらめるBOY』第2巻/森生まさみ

2009-10-09 | 少女漫画
 
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−−ちくしょう……
やっぱりもとかにキスなんかするんじゃなかった
早過ぎたんだ
もし オレが
もっと早く告白してれば…


森生さん一年ぶりの単行本です。去年(2008年)も前年の半分の仕事量で、今年は体調のこともあってかなりのんびりしたペースになったとか。
そういうことを全く感じさせない、相変わらずの「甘〜い」お話で読んでいて心地いいです。
漫画家生活20年を超えて、今こういう作風に落ち着いたということが、良くも悪くも「森生まさみ」というプロの姿だなと思います。

「キャラメル少年」のCMでブレイクしたお隣の鹿乃田瞬(かのだしゅん)・中学1年生と、高校2年のボランティア部部長の和泉もとかの逆歳の差モノ。はちみつ先輩こと西園寺先輩という、瞬にとっての恋敵がいて、どんどん大人になっていく幼なじみにもとかが振り回される。
「少女漫画ってこういう物でしょ?」という、正に王道です。奇をてらうことなく、当たり前のように少女漫画である作品というのをとにかく読みたい。それもまだ新人で未熟な人の作品ではなく、実績ある作家が安定した力で描いてくれるオーソドックスな作品が新作として発表され続けていることが私は嬉しくてたまらないんです。

西園寺先輩からの告白、対抗心を燃やす瞬、すれ違い、女の子に先に告白されたという焦り。そういう展開の中で読者に全くストレスを感じさせない処は流石に洗練されています。


両親が来られなくなった旅行では姉弟に間違えられる。「鹿乃田瞬くんにめっちゃ萌え」の隣のクラスの梅本歩(うめもとあゆむ)ちゃんの登場。正体がバレるのも構わずに学園祭に来てくれる瞬。そんな、甘くないキャラメル少年とふわふわの綿菓子娘のお話。


お薦め度:★★★★☆
古臭かろうがひねりが無かろうが、「少女漫画の典型の一つ」として次の世紀にも遺すべき作品です。「なんでこれが4つ星なんだ?」と思われる方もいるでしょうが、1980年代からの、少女漫画と少年漫画の境界が曖昧になってきた顕著な流れの中で、どこから見ても「少女漫画」以外の何物でもない作品というのはそれだけで価値があるんです。
かつて少女漫画とは、男が本屋でレジに持っていくのがはばかられるような存在だったはずなのに、実は私は一度も店頭で恥ずかしいと思ったことがないんです←あぶないよ(笑) いつか「恥ずかしくて俺には買えないよ!」というくらいの作品を描いてほしい。

『聖☆はいぱあ警備隊』等の過去作品も文庫で再版されているので読みたいです。いや、読むべきなんだろう。


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