アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ビッグコミック』2011年13号

2011-06-26 | 青年漫画
  
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昨日はこんなに漫画を購入。三日はひきこもれる自信がある。



『ゴルゴ13』第513話「Gファイル」中編/さいとう・たかを
このエピソードはシリーズの中で群を抜いた傑作になるかもしれない。
ジョルダンの恋人でもある弁護人は、容疑者に「筆記用具」を秘かに届ける。ロンドン郊外では四か国の諜報部員が極秘の会議を開き、そのさなか、あの男がエジンバラに現れたと報告が入る。ジョルダンに、ネットによってお前の存在意義が否定されると告げられても、彼はそれに最大の侮蔑の言葉を浴びせて一蹴してしまう。

カッコイイ! かっこよすぎる! 相手に一方的に喋らせて、「恐れる価値もない」と無言の軽蔑を以て無視してしまう。
タラップを降りるジョルダンは狙撃されず、彼には「死」よりも惨めな破滅が待っているような気がする。


『憂国のラスプーチン』第20話/佐藤優・伊藤潤二・長崎尚志
検事が、特捜は「一般国民」の目線で動いたと言えば、憂木は、国策捜査は冤罪事件の同義語だと切り返す。それでも検事は、チームのメンバーに飛び火すると憂木に脅しをかける。
この漫画にはしり続けている緊張感って、ほとんどが佐藤優の被害妄想なんだろうけど、最高に面白い。「実は皆さんは騙されているのです」と逆に騙す、新興宗教の「洗脳」みたいだ。

巻頭の佐藤優とホリエモンの対談には大笑いした。これは読み方によっては「ムラの掟」を破ったお前たちの自業自得じゃないか、とも取れる。例えば「新しい宗教を作ってはいけない」という法律はないけど、突然できた宗教は世間から「カルト」扱いされる。そういうのと同じじゃないかとオレは思う。


『総務部総務課山口六平太』第602話/林律雄・高井研一郎
節電のためにクールビズを行うと、何を着れば良いのか分からなくなってしまう「ファッション音痴」が出てくる。
どうしてみんな制服がないとこんな残念な格好しかできないんだ(笑)


『星を継ぐもの』第9話/星野之宣・J.P.ホーガン
ガニメデまで3か月かかるジュピター5の船内、時間があるので別の問題を話し合う席が設けられる。その議論は文字どおり「驚天動地」。原作は英語だから何と形容しているのか分からないけど、「天が驚いて地が動く」という訳がぴったりだ。
ハントの仮説は、月は地球の衛星ではなかったという物。生物学者のダンチェッカーは、チャーリーは地球人であるという説を曲げない。
そして、第1話冒頭の「ネアンデルタール人」がここに繋がる。


『ゲゲゲの家計簿』第4回/水木しげる
昭和二十七年、それは講和条約が発効した年。「戦犯家族」という新聞の見出しに愕然とさせられる。
しかし人々に世相を恨む余裕はなく、主人公は画料をもらうたに必死に紙芝居を描く。


『江戸の検屍官』毒婦 第3話/高瀬理恵・川田弥一郎
お月に口付けられて狼狽してしまう北沢。かっこいいのに格好悪い。平八に紹介された目撃者から聞き出して描いてもらった人相描を見せても、寝ずの番をしていた者たちは知らないと答え、長兵衛に目をかけてもらっていた自分たちは次郎吉に口止めされてもききはしないと言う。


『兵馬の旗』第十陣/かわぐちかいじ
記録上の遣露留学生は6名で、実は兵馬は「おまけ」だった。船で半年かけて到着したサンクト・ペテルブルグ。しかし斡旋役のロシア人が支度金を懐に入れ、留学生たちは学校にも入れてもらえない。仏語が話されていた宴での、アンナとの出会いがきっかけで、兵馬は「デカブリストの妻」のことを知る。


『華中華(ハナ・チャイナ)』第117話/西ゆうじ・ひきの真二
島野を偵察に行く幽霊たち。ハナちゃんは全てを良いほうに考えるが、状況からは島野が無理難題をふっかけているようにしか見えない。
ハナちゃんは並んでいるお客様を放っておくことはできない。新入りの貴志の出番がようやく来るのかもしれない。


『S-最後の警官-』episode.046/小森陽一・藤堂裕
香椎には「ミクラス一號」が、パンチを当てる直前に軌道を変えたように見えた。横川の話を聞いて、「突1」が見つかりそうだと礼を言う。
「憎むな 殺すな 赦(ゆる)しましょう」という月光仮面の信念を引用した香椎。笑うところなのに、「本気だよ。」と答えた隊長に何故か泣ける。「子供(ガキ)みたいな理想」にじーんと来る。


『そばもん』第65話/山本おさむ
痴呆が進んでしまった親父さんが痛々しい。挨拶に来た稜は、先代の息子から、かけそばに海苔をかけただけの「花巻」のように、人間にも役割を終える時が来るのだと弱音を聞かされる。
確かにオレも「花巻」を知らない。食べたことないし見たこともない。


『赤兵衛』/黒鉄ヒロシ
「一定のメド」はその内、「間違った日本語」として抹殺されそうだ。
今回、最後のオチが理解できなくて悔しい。もう少し早く生まれていないと理解できないオチなのだと思う。


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