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『シドニアの騎士』第5巻/弐瓶勉

2011-05-29 | 青年漫画
 
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どうしていいのか全然分からない………
とにかく今は
思いっきり継衛(ツグモリ)を操縦したい!!


最新刊! 戦闘シーンにワクワク、深まる謎にドキドキ!(なんて幼稚な感想だ…)
著者の意図をくむことや作品の芸術性を語るのも大切なことだけど、私はこの漫画を読んでいると子供(ガキ)に戻り、「ロボットかっこいい、戦争ってカッコイイ!」と、もう幼稚なことしか考えられなくなってしまう。そして戦闘中に緑川纈(ゆはた)から指示をもらう所を想像するとときめいてしまう。

巨大な軍艦はその存在だけで心を高揚させてくれる。自分だけ特別な装備で出撃することは、責任の重大さを感じさせられると同時に誇らしくもある。衛人操縦士たちは、「殺す」ためではなく「衛(まも)る」ためにヘイグス粒子砲をぶっ放す。敵の正体の解明は外生研に任せておけば良いのに、長道はエナに愛しの星白を重ねてしまい足しげく通う。星白は戦死してなおイザナにとって恋のライバルで、纈はイザナにもちょっかいを出す。
操縦士を辞めた岐神は、扉を開けてから別人になってしまったのか、口では重要な役割を命懸けで頑張ると言い、自邸では艦橋回線を傍受して軍の戦いぶりを笑いながら見物する。更に「種族」を否定して、「シドニア血線虫」で田寛の脳を乗っ取ってしまう。岐神海蘊(もずく)は岐神海苔夫の体を、「落合様」と呼ぶ。

連結型ガウナを推進源とした小惑星がシドニアに衝突する危機の中、衛人隊は重力圏内での戦闘を強いられる。シドニアの対惑星ミサイルの命中率はわずか五%。小林艦長は確実に命中する一発だけを撃つ許可を与え、緑川指令補は衛人隊に推進源の掃討を命じる。ガウナ本体貫通弾はGCPDSとして実用化されたが、延長砲身は小惑星の重力圏では邪魔になる。重力のせいで機体だけでなく、サマリの胸も安定しない
紅天蛾(ベニスズメ)の存在が確認されると同時に第二小隊からの信号は途絶える。艦長は最善の策だと言って残酷な決断を下し、指令補は第一小隊に推進源の破壊を託す。衛人隊が取り付いたままの目標に向けて対惑星ミサイルは発射され、長道は推進源を目指す班を追いかける。噴煙の中から現れたのは紅天蛾。

呼吸も食事も必要ないガウナが、わざわざ生理機能が劣った人間を再現している。人類は戦いの中で、個の強化か種の存続かの選択を迫られるのかもしれない。ララァによれば、播種船(はしゅせん)であるシドニアには「地球の生物種の伝播」という目的もある。それを岐神(=落合?)は「吐き気がする」と罵倒する。
毎日食事をするのですごい体臭を放つ長道を、科戸瀬ユレの孫であるイザナは「シドニアの希望の光」と呼ぶ。岐神はサボテンに、僕が守ってあげるから棘(とげ)なんていらないと語りかけ、非武装主義者の一団は、武装しなければガウナは襲ってこないと考えて降船してしまった。ガウナは人類の友達になりたがっているのかもしれないと言った星白は戦死し、ガウナさえいなければ星での生活ができると夢に見るほど焦がれる者もいる。小林艦長は「断固たる力の行使」が唯一の方法だと断言して戦争を継続している。誰が正しくて何が間違っているのかは誰にも分からない。シドニアの騎士はただ全力で、目の前の任務を遂行する。


お薦め度:★★★★★


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