アルバニトハルネ紀年図書館

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『爛爛』/いくえみ綾

2010-12-25 | 少女漫画
 
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いくえみ綾さんが別マで隔月で連載した漫画です。
一冊にまとまった単行本を購入した動機の一つが、デラマ2009年1月号掲載の『今日はまっすぐ帰らない』がオールカラーで採録されているからという物ですが、本編も通して読むとかなり味わい深く、面白かった。

野々花(ののはな)町一丁目に暮らす、14歳の双子の姉妹、あずきとちまきの隣にある日突然、高校一年生の州浜琥珀(すはまこはく)が引っ越してくる。イトコの有平(あるへい)が「あず」「ちんま」と呼ぶこの双子は学校に通っていない。あずきはちまきとパパとママと有平以外の人にさわることができず、ちまきは人前で帽子をぬぐことができない。
その双子の秘密を知り、その能力故に「集団での生活」ができない彼女たちを守ってきた有平。その有平より容姿が優れ、「王子様」の座を脅かす琥珀の存在。有平は男でありながら女偏が付く「嫉妬」という感情を覚える。
琥珀もまた普通ではなく、自分に言い寄ってくる女性の情念を、飼っている猫に吸い取らせて「消去」していた。

「どうしていやだとか思える? だって俺たち 仲間だよきっと すばらしい」と言ってくれた琥珀。
ところが有平は、琥珀に情念を吸い取られたことにより「感情のないロボット」になってしまった女たちを見て、琥珀はやばいと早とちりしてしまう。

じゃあ一体 どうすれば---

それを聞いて双子は、琥珀を「私たちの一番楽しい遊び」に招待する。空を飛ぶと命の重さが実感できる。泣きながら琥珀を問い詰め、一度は手を離す決心をするちまき。
そして空の上で最後まできちんと説明してくれた琥珀の言葉で、あずきはようやく笑顔を見せる。
「わかった やめる 泣いてくれた2人のために ありがとう」


第1話扉&カラー(『別冊 マーガレット』2009年5月号)




第2話カラー扉(7月号)



お薦め度:★★★★☆
通して読んだら面白かった!
そしてこの漫画を購入したもう一つの動機が、この2冊同時刊行の児童文学の存在です。(買うかどうか迷っているので図書館に予約してある)。

「いくえみ綾」という漫画家が、児童文学の表紙をも手掛ける存在であるという事実を踏まえてこの『爛爛』を読むと、違った楽しみがあるような気がします。

『今日はまっすぐ帰らない』は、デラックスマーガレット掲載時のほうがカラーの印刷が綺麗でした。


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2 コメント

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いくえみさん (arisa)
2010-12-25 13:45:52
昨日ゲーセンで1000円の金券あてて併設の古本屋で潔く柔かくの1巻ゲット(帯付)読んで泣いてしまいました。しかし潔く…はたしか13巻あたりまであると思うのですがこの先どうなるん?でゲット予定です。できれば帯あり希望なので気長に探します。爛爛も面白そう。いくえみ祭りするかな…実家にある以心伝心のお月さまやらもって帰ろうと心に思った。
『潔く柔く』 (Wrlz)
2010-12-25 16:30:53
>arisa様

『潔く柔く』は名作ですよ!
ACT 10+番外編まであって全13巻です。ぜひ揃えて下さい。

この『爛爛』も、雑誌で読んでいた時はピンと来ませんでしたが、通して読んだらかなり面白かったです。
私は昔のいくえみさんを知らないので、来年は少しずつ過去作品を揃えたいです。
『バラ色の明日』あたりから手を出し始めます。(「灯」はすごく良かった)。

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