アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『そこをなんとか』第1巻/麻生みこと

2011-07-14 | 少女漫画
 
にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ


品切れだった第1巻がようやく手に入りました。予想以上に楽しい漫画だ。
司法試験に合格してなんとか弁護士になれたものの、就職が決まらなかった改世楽子(かいせらくこ)の、「そこをなんとか」の日々。

奨学金を返すためにキャバクラでバイトしていた楽子が辿り着いたのは、弁護士2人だけの零細事務所。しかも、そこのアニ弁である東海林に、「飲み勝ったら雇ってあげる」という所長との契約(口約束)は民法90条および93条ただし書きにより無効と、つまみ出されそうになってしまう。

第1話は、結婚詐欺で訴えられた、キャバクラ時代の同僚を楽子が救ってあげるエピソード。第2話で楽子は初めて国選をやり、第3話は地区の無料法律相談で、妻に離婚を迫られている社長からの依頼を持ち帰る。第4話は楽子が住んでいるアパートの大家さんの遺言執行。
どのエピソードも楽しく味があり、読み終えた時に抱く前向きな感動には何とも言えない良さがある。第4話での、楽子の言葉が私はすごく好きです。
「弁護士の仕事って 華々しく巨額の賠償金勝ち取ったり無実の人を救ったりなんてほんのちょびっとで そこをなんとかそこをなんとかって頼んだりなだめたり そんなことの方が大半なんですね」

ガッポリ儲けて先生呼ばわり、人も羨むイイ生活が目標だった楽子が、依頼人のためにかけずり回り、事が落着してから自分の仕事を時給換算すると、東京都の最低賃金を切ってしまうという要領の悪さがまた魅力。

さりげなく挿入される「そこをなんとか」というセリフも、「法律ではこういう事になっているんだ」と一蹴された側が言ったり、「法律で認められた権利だ」と言い張る依頼人に弁護士の側が言ったりと、様々で面白いです。


お薦め度:★★★★☆

麻生みことさんの漫画はまだ『ことのは』と『路地恋花』しか読んでいないけど、洗練されていて、少し変わったトキメキを感じさせてくれて、すごく良い。この作品は現在第5巻まで出ているので、徐々に買い揃えていくつもりです。


にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ
にほんブログ村 トラコミュ 漫画、マンガ、まんが、コミックへ
漫画、マンガ、まんが、コミック
にほんブログ村 トラコミュ 少女マンガへ
少女マンガ

【検索用】そこをなんとか 麻生みこと 1
『マンガ』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 『別冊 マーガレット』2011年... | トップ | 『ゴルゴ13』第161巻/さいと... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

少女漫画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。