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『超人ロック ニルヴァーナ』第2巻/聖悠紀

2010-04-11 | 青年漫画
 
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クリスチャンの私には仏教用語である「涅槃(ねはん)」が何であるのか厳密には理解できないが、この作品は聖先生の宗教観を描いた名作になりそうだ。

カムジンのニルヴァーナを政府高官に売り込むラムセスは、顧客が望むすべてのものが入っている、この銀河にただひとつだけの究極のVRキューブを買うにはテストを受けてもらうと言う。将軍の前に現れた少年はカムジンと名乗り、ニルヴァーナは「死」ではなく希望だと言う。何を再生させるのかと問う将軍。議長の前に現れたカムジンは女性で、死の苦痛、絶望、そして再生と言う。
准将であるロックは連邦軍情報部のオフィスで匿名の通報映像を見る。そこに映っていたのは古代の惑星破壊兵器、ジオイド弾。
人は混乱と無秩序の中で一生を終えるが、ストウ議長は感覚の加速により精神の統合を果たす。そして人類がゆっくりと確実に滅亡へ向かっていることを理解する。
メルビル将軍も、多くの要人もまた、ニルヴァーナの中で、かつて銀河コンピューターがドラムと衝突して消滅した歴史を知る。銀河を再生させるための改革を実行したかつての天才が失敗した理由は信仰を持たなかったからなのか。
銀河コンピューターによる完璧な管理が、恒久的な平和と安定と停滞をもたらしたと洗脳される人々。今の連邦のシステムをリセットせよと。
将軍は汎銀河戦争の資料だと側近にキューブを渡すが、ロック准将に映像を見せたパグラム大佐は臨死体験を耐え抜けず、後任が決まるまでの代理を将軍が務める。
デカルト将軍を自分の艦隊に招いたヤン提督は、40発を引き渡される。目標1個に対して5発、目標の正確な数はカムジンしか知らないが、200発で40個の目標を破壊し、500億から700億の人類を消去しなくてはこの数字は30倍になる。



お薦め度:★★★★☆
ライガーが12発のジオイド弾で銀河連邦を崩壊させ、全面戦争を防いだ歴史の再評価なのでしょうが、良い意味で宗教がかってきました。
「ポア」と称して大規模殺戮を正当化した仏教系カルトの教祖がかつていた。人の魂を侵す全ての宗教に対する痛烈な批判になりそうです。
仏教自体が邪教であるのか、そもそも宗教そのものが害悪であるのか、還暦を迎えて今なお2本の連載を抱える現役である聖先生からのメッセージを真摯に受け止めたいです。結論が出る(完結する)前なので、5つ星を付けるのを我慢しています。


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