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『ナナナン』/藤原規代

2011-06-13 | 少女漫画
 
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別花で連載を読んでいる『お嫁にいけない!』を気に入っているので、読んだことのないこちらを購入。
賑やかで楽しくて、突っ込みどころは色々あるけど、気に入りました。男ばかりの6人兄弟の大家族の末っ子(=七男=ナナナン)になってしまう雅紀(マサキ)の、騒がしくも幸せな奮闘の日々のお話。

5歳の時に父を亡くしたマサキは、病床のパパに「ママを守る」と約束し、今では倹約の達人で完璧に家事をこなす、とっても良い子の中学2年生。今日も仕事で忙しいママのために掃除も洗濯も料理も済ませて家を守っていると、ママは山本大和(ヤマト)さんというやたら声の大きい男性と一緒に帰ってきて、再婚したいと言う。
反対する理由もなく、子供が6人いるというヤマトさんの家で明日から試しに暮らしてみることになると、翌日学校で「野球部の暴れん坊」こと山本さんちのナツルくんの襲来を受け(本当は迎えにきてくれた)、今日から兄弟だと家に連行される。
連れていかれた場所は、男ばかりの兄弟6人が暮らす、掃除も洗濯もされていない、運動部の部室のような異臭が漂う汚い2DK。食卓はおかずの奪い合い、テレビのチャンネル争いに風呂にもゆっくり入れない動物園のような生活で、一番年下の六男ハルカより誕生日がわずかに遅く、パシリと同義の七男(ナナナン)に決定してしまう。

安月給の新しいお父さんの給料日まで3145円で9人が暮らさなくてはならないという無計画ぶりに仰天して、ナオキは下っ端のナナナンの分際でありながら、節水・節電・賢い買い物の改革を実行し、安い食材で五男のナツルが執着する「肉」を味わえる料理を作る。しかしいくら倹約しても「米」だけは量をごまかすことが出来ず、優勝者には「米10Kg」(さらに交渉して一俵=60Kgに)が与えられる商店街のリレーに出場することになり、共に走り絆が生まれ、ようやく彼らと本当の「兄弟」になれる。

ナオキが「山本家の一員」になれたので、ママはヤマトさんと入籍するが、学校では「山本の弟だな」と、どの兄の仕業なのかも分からない悪行への報復をされる新たな受難が始まる。大家の佐藤さんの家の三姉妹は、お金のない山本家から容赦なく家賃を強奪する。それでも山本家に染まってきたと言われると、ナオキは悪い気がしない。

その次の第3話で完結。
長男で、兄弟の中で唯一の社会人であるアキラは、職場で「異動」か「見合い」かの選択を迫られる。
ずっと弟たちを守ってきたアキラは、彼らももう子供ではなく「兄離れ」してもらおうと、次男を新しい隊長に任命して異動を選ぶ。しかし部屋が広くなると笑って自分を追い出した弟たちが泣きながら電話してきて、兄弟離れできていなかったのは自分の方だとアキラは気付く。春には8人目の兄弟が生まれるとわかり、ある者は男の子が生まれればパシリから脱却できると思い、ある者は女の子が生まれることを願う。


お薦め度:★★★☆☆

ママである蘭さんはただ守られているだけなのかとか、元の6人兄弟の中でナツルとアキラ以外は誰が誰なのか判別しづらいとか色々突っ込みどころはあるけど、楽しく読めてかなり満足。
同居開始直後の、「9人でも川の字ですか!? むしろがんばれば「河の字」ができる人数…っ」というナオキの叫びが傑作。


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