アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『ビッグコミック』2010年18号

2010-09-10 | 青年漫画
 
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ついでにハイライトもワンカートン買いました。内需拡大に貢献しているオレって偉いなあ(笑)


『ゴルゴ13』第505話「標的は陽気な悪魔」後編/さいとう・たかを
法廷での、弁護側と検察側のせめぎ合いが予想外の展開を見せてくれ、実に読みごたえがありました。『ゴルゴ13』はいつだって素晴らしい。
トラックで検問を突破した男は南アへ抜け、1300京ジンバブエドルはわずか10万米ドルに両替された。男は自分は大統領親衛隊のアーネスト・スズキで、これは大統領の秘密資金であり、米ドルに替えたあと、南アの銀行の貸金庫に隠匿するのだと話す。

弁護側は狙撃の困難さを指摘し、検察はこの狙撃ができるスキルの価格は100万米ドルだと答える。弁護側は参考人としてドイツ検察庁の検察官を申請し、そのドイツ人は法廷が暗殺を認定するのなら被告の証人喚問を要請すると言う。
証拠不十分で無罪を宣告された被告は、逮捕の4日後に公務員給料の支払いが米ドルに変更され、インフレは終息していたと教えられる。ジンバブエを救った男の行動は、正史に記録されることはなかった。


『憂国のラスプーチン』第3話/伊藤潤二・佐藤優・長嶋尚志
ノンキャリアとして入省し、モスクワでの勤務を命じられた頃の憂木。政務班の先輩は「地獄のモスクワへようこそ!」とレストランで彼を迎え、盗聴器の仕掛けられている灰皿をさげてもらい、マイクが仕込んである燭台も辞退すると、安い物だけを注文する老夫婦が隣の席に張り付いた。
そして2002年、東京拘置所で高村検事と憂木衛の戦いが始まる。憂木が調書にボールペンで署名し指印を押したその横に、検事は毛筆で署名し象牙の印鑑で捺印し、これは「国策捜査」なのだからあなたは勝てないと笑みを浮かべる。


『神様のカルテ』第2話/石川サブロウ・夏川草介
飲み明かした朝の日曜日、胆のう摘出術を予定していた患者の容態が急変する。
ドクトルの葛藤が楽しい。死にかけている患者を救うのはゴルフより楽しいと言う大狸先生の不謹慎なベテランぶりも良い。


『総務部総務課山口六平太』第583話/林律雄・高井研一郎
特別優秀ではないが真面目な美人社員が、ある朝突然、とんでもないメイクで出勤する。「顔採用」だと言われたのがコンプレックスだった彼女を、シークレットシューズを愛用している課長は見事に説得する。


『そばもん』第46話/山本おさむ
演歌歌手は引き下がらない、しかし花鰹を咎められた矢代は「だって…俺たちは坊さんじゃないもん。」と見事に切り返す。
大根の秘密が気になるじゃないか。


『華中華(ハナ・チャイナ)』第98話/西ゆうじ・ひきの真二
話題の「食べるラー油」をパクリと咎められたチビ太が、恋の応援をしてもらうエピソード。和みます。ついでに身長が足りない僕も前向きになれる内容です(笑)


『S-最後の警官-』episode.027/小森陽一・藤堂裕
暗調応(あんちょうおう)を利用して突撃する神御蔵。テロリストは路線バスで逃走し、隊長は神御蔵を責めなかった。
迫力があって好きです。


『宗像教授異考録』第136話/星野之宣
前回までのエピソードは途中からしか読んでいなかったので、新章に突入してくれてようやく一から楽しめる。
稲作文化の研究をしている、東京都の教育庁の職員が、新潟で宗像教授の姪と出会う。稲作と「日本人の信仰」の話が読めそうで、楽しみだ。


ところで僕はブログのプロフィール画像にデューク・東郷を使用していますが、彼と僕には「葉巻きを吸う」以外の共通点は無く、現実には雲と泥ほどに違います。もちろん僕のほうが泥です。
オレもたまには謙虚なことを書くんですよ。


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