アルバニトハルネ紀年図書館

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『放課後センチメンタル』/中原アヤ

2011-09-13 | 少女漫画

 今月の別マは、雑誌本体ではなく別冊ふろくを先に読む。
最初に、表紙を見て瞬間的に抱いてしまった不満をひとこと。

 なんで? なんでこの表紙イラストを「傾けて」配置やるんや? めっちゃ美しいさかい、そのまんま真っ直ぐに配置すればええやがな。ワイは「中原アヤの絵」をそのまんまの形でぇ堪能したいんやちゅーねん。
(以上、「もんじろう」を使って大阪弁に変換。多分、誤訳されている部分がある)

 そして本編。もう、ぎゅううっと愛しい気持ちになる。
 朝イチで告って、青井くんにフラれる桃田(ももた)。そう、時間帯を考えずに朝イチで告ったお前が悪い! 仮に放課後に告っていても青井にはフラれるけどね!(笑)
振り向いた弾みで花瓶の水をぶちまけてしまい、「鬼の赤居」と怖れられる赤居竜一(あかいりゅういち)をびしょ濡れにしてしまう。ウワサでは1メートル以内まで近付くと生きては帰れないのに、この時の距離50センチ! 鬼に拉致されるかもしれない、「今すぐどっか他の高校に転校したい…」というほど恐怖する桃田だが、幼稚園に弟を迎えに行くと、鬼と怖れられる赤居の意外な一面を知る。
 思い切り泣くことができ、翌朝学校で「新しい恋」と友達に言われ、なんとなしに桃田の視界に入ってきたのは、鬼の形相。それでも、姪を本当に大事にしている赤居を知って、桃田の彼に対する印象は「心優しいロリコンやった」と百八十度変わる。赤居の言葉は、桃田を何度もすくい、いやし、あたたかくしてくれる。赤居のおかげで、好きだった青井くんのことをひきずるのをやめられ、「前に進もう」と気持ちを切り替えられる桃田。再度、花瓶の水をぶちまけてしまうが、赤居は全く怒らず、桃田は逆に「相談」を持ちかけられる。
 彼の「こわい顔」は、日本経済の低迷によっておもちゃの価格が想定外に高いこと、「サンタ問題」という中長期的な課題に対する懸念がその原因だった。
「クリスマスにはサンタ問題もある オレはココナが何歳になるまでサンタさんのフリをすればいいんだろう いつかサンタさんはいないという辛い現実を伝えないといけない」
そんなことを大真面目に悩んでしまう赤居なので、彼は桃田のどんな小さな悩みであっても決して「そんなこと」とは思わない。

 この人好きになったら大変やろなあと思いながらも、桃田は自分のライバルはココナ(心菜)ちゃんかと、互いを慕い合う叔父と姪の姿を、呆れたように慈しむように優しく見つめる。

 桃田ーっ。大事にしてもらえよー! この一作のおかげで、私は今ものすごく優しい気持ちになれています。


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2 コメント

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ふふふんっ♪ (arisa)
2011-09-13 14:45:04
あんさんも別冊ふろくから読んだ口でっか?
まぁ表紙はななめっとるけど…
脳内変換でまっすぐすればええやんけ(笑)

と大阪弁で返してみる(笑)
昨日ハンバーグやきながらコレ読んでいたあたし
しあわせやなぁーって思った

期待を裏切らずそれ以上のモンをくれる
中原アヤ先生だいすきだっ
桃田ちゃんが可愛い (Wrlz)
2011-09-13 22:47:18
>arisa様

ふろくを先に読んだアホが何人いるのか知りたい気もします(笑)

愛らしい桃田ちゃんに、顔が怖いのに決して怒らない赤居くん。この読み切りが楽しくて、本誌より先に何度も読んでます。(本誌はさっき読み終えました)
中原アヤ先生の漫画を読んでいると、たまに「日本の公用語は関西弁でいいんじゃない?」と、私は(東京の人間のくせに)思います。そもそも日本の中心は近畿だったのだから…。

この夕陽が射し込む表紙のイラスト、大すきです。

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