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『葛本さんちの四兄弟』第3巻(完結)/木下聡志

2009-08-19 | 少年漫画
 
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なかなか残念な終わり方(打ち切られ方)をしてしまった作品です。
姫子が普民の家にホームステイすることに、そしてそのホームステイ先が葛本家…は吹き飛んでしまっているので彼等の居候している桂木家、という第2巻からの続きです。
第2巻が出た時点では4月号掲載の9超目(第9話)まで発表されていたので、まさかこの後すぐ第12話で打ち切りとは思いませんでした。

ソラとビビコのクラスに編入してくる姫子。「町内会」のしきたりだと思い込むビビコに対し「超内会」の秘密がばれないようにと戦々恐々のソラ。
なんとかクラスに馴染めそうな姫子、しかしそのドSぶりを見せてしまい周囲はどん引き。そんな姫子を当番として、男として守り通そうと、敢えて「悪役」を買って出るソラ。

次いで白鳳学園中等部の中間テスト結果発表。
1点差で226人中225番目、最下位から2番目のソラ。生まれて初めて「ビリじゃなかった」とソラが狂喜するその蔭で、自分の人生が終わったと嘆いていたのは今回最下位だった梨田慧斗(なしだけいと)。
ちなみに1位は姫子、ビビコは12位。ビビコが「一緒に卒業できなくなっちまうだろ…!」と可愛い顔を見せるシーンもあり、この時点ではまだ打ち切りの話は来ていなかったのだと思います。
その今回最下位だった梨田慧斗さんの物質転送超能力暴走の危険が高まり、超理当番に巻き込まれるソラ。
あまりの絶望から世界の終わりを望んでしまう慧斗、宇宙から転送されてきたすごい隕石。それを砕いたのは姫子の力、「超覚醒(ブースター)」。
ここまでが第10話で、本来ならこの後、四兄弟と姫子の持つ超能力で色々な展開が待っていたのだと思います。

第11話は既に「次で打ち切り」というのが決まっていた気配で、超民のエピソードではなくソラとビビコの関係が「冬山遭難」で一気に進展してしまいます。
修学旅行でスキー、滑れないソラとビビコ。いきなり遭難したと思ったらそこは掟を破った超民が追放される南極!
ここが南極だとビビコにばれるわけにはいかない、そんな極限状態の中でソラが好きなんだとハッキリ認識するビビコ。
「アタシ やっぱり こいつの事が好きなんだ」。
そんな二人を救ってくれたのは、姫子の言葉責めで暴走したケイトの物質転送能力。

そして最終話の12超目。
ある晴れた日曜日、ソラの腕の中に一人の赤ん坊が降ってくる。泣きじゃくる赤子は何故かビビコに抱かれると泣き止み、ビビコもその子に何か特別な感情を抱く。
ところがその赤ん坊はなんと力の制御できない超民!
親元に返そうとシンの来歴探知(サイコメトリー)を用いても家族の手掛かりは見えない。それもそのはず、その赤子は20年後の未来から来たもので、しかもソラと同じ超能力、同じゴーグルを持っている。
宝物のゴーグルの行方と未来に希望を抱くことのできるラストは良かったですが、本当ならもっと色々なエピソードを積み重ねてこのラストが来たんだと思います。超民一族を滅ぼしかねない最重要危険人物、葛本時男(くずもとときお)のエピソードがそっくり抜け落ちてしまったのは残念です。


お薦め度:★★★☆☆
打ち切りは残念でしたが、次に何を描いてくれるのかという期待を込めて3つ星。
第2巻まで買っている人は、最終巻まで買った方がスッキリするかと思います。
少しずつ面白くなっていたので打ち切りは残念です。


↓次に期待しましょう
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