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『青春攻略本』第2巻(完結)/あきづき空太

2011-01-03 | 少女漫画
 
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最終巻です。この感動に正面から向き合おうと、彼らが大学受験を終える、新年の時期に読み返しています。(出たのは2010年9月)。

眩しさ以前に、この漫画はすごくクサくて、恥ずかしくなる。だけど「高校を卒業する時、こういう気持ちになっただろう?」と問われたら、肯定せざるを得ない。

伊勢崎が、ナギセさんの前から逃げ出して、泣きながら倉田に助けを求めた時の「かっこ悪さ」に、青春の全てが凝縮されていると言っても良いと思う。

高校生活の3年間というのはとても濃い。それが「終わる」ということを受け入れなくてはならない時の葛藤は苦しくて、涙なしには乗り越えられない。高校3年生の3学期には、それまでの3年間が今までの人生で最良の時だったと思い込んでしまうから余計に苦しく、人はもがく。未来や将来という物の中に、「仲間」や「友達」が共に在る姿を確信できた時に、高校生はようやく「変化」を受け入れられるのだろう。

長い人生において、常に「今」を人生最良の時だと感じ、未来には更に眩しい物が待っていると、10代の頃に信じることは難しい。17年から18年しか生きていないから、将来というのは「不安」なだけで、未来に「怯えて」しまう。そういう愚かで不様な戸惑いや苛立ちにも意味があったと思えるようになった時、「青春を振り返る」こともできるようになるのでしょう。


お薦め度:★★★☆☆

「青春とは何だったのか」ということが、今まさに青春の只中(ただなか)にいる読者に、とても綺麗な形で伝わる漫画だと思います。
完成度の低さやストーリー展開の強引さが気になりましたが、それを補って余りある魅力に満ちています。


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