アルバニトハルネ紀年図書館

アルバニトハルネ紀年図書館は、漫画を無限に所蔵できる夢の図書館です。司書のWrlzは切手収集が趣味です。

『積極-愛のうた-』/谷川史子

2011-08-18 | 少女漫画
 
にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ


言われたくないんじゃない
言われるのがもったいなかったんだもん
だって 1回言ったらそれっきりなんでしょ?

(箕島由子)


 この世界をとても気に入って、連続で谷川史子先生の漫画のことをブログに書きます。

『積極』(コーラス2006年3月号)
4年間の大学生活を終えようとしている村主美幹(すぐりみき)。彼氏とは別に、ゼミの鳥野教授という憧れの存在がいるが、教授は「死んだ妻が悲しみますので」と女生徒と目も合わせようとしない。近しくさせてもらえず、教授がお気に入りの詩や短歌を編んだ『とりのうた』を見せてもらっていないことが、美幹の大きな心残りだった。美幹は「助手」として教授から絶大な信頼を得ているが、やはり目は合わせてもらえず、一緒に呑んでももらえない。
同棲していた彼氏がバイトを増やしていた理由が、プロポーズではなく別れるためだったと知った夜、教授は初めて美幹と席を同じくして呑んでくれる。教授が語る言葉は、無駄な出会いなどなく、忘れた方が良い物もないのだと、穏やかにあたたかに美幹の悲しみを解きほぐしてくれる。酔いつぶれてしまった美幹は、教授に青林檎をもらって別れたが、まだその意味を知らず、退職した教授が何事もなく老後を送っているものと思っていた。
突然の訃報に駆け付け、美幹は遺された『とりのうた』の中の一句を読み、あの青林檎の意味を知る。


『スパイラル ホリディ』(コーラス2006年7月号)
この読み切りは軽快なコメディタッチ。
今日の午後3時、ここで結婚披露パーティーがある。物語は、陰の功労者でもあるタクシー運転手が、朝の6時に目を覚まして幕開けする。
6時30分、幹事の珠々子(すずこ)は予定通りに起床する。花ムコの鳶田(とびた)は、担当している作家に原稿を午後1時までに仕上げてもらわなくてはならない。正午に家を飛び出したシェフは、包丁を忘れてしまう。その包丁を届けるためにシェフの妻はタクシーに飛び乗る。昼食時にワイドショーを見ていた運転手は早とちりして、命の尊さを説きながら回り道をして、時間を稼いでしまう。
そんな騒動の中、幹事の珠々子に電話が繋がらず、会場の皆は右往左往する。珠々子は、「ずっと片想いしてた初恋の男」の結婚パーティーの幹事が嫌で、運命に任せようと放り投げてしまっていた。ところが、午後2時15分の今まで寝過ごしていた花ヨメの円(まどか)が、花ムコではなく、まっ先に顔が浮かんだ珠々子に助けを求める。円からの思いがけない深い感謝の言葉を聞いて、予定通りに始められたパーティーの写真では、珠々子を含めた全員が心から笑っていた。


『風の道』(コーラス2004年10月号)
つきあい始めて10年、彼と暮らし始めてもうすぐ1年の箕島由子(みのしまゆうこ)。同僚から、ときめきを感じなくなったのは倦怠期だと指摘される。彼はカメラマンの卵で、由子はファンタジー雑誌の編集者。彼が10年前に偶然撮った「彼女のこんな写真」を、心霊コーナーのネタとして提供したことで大ゲンカしてしまう。
その翌日、あの時と同じように石段から転げ落ちてしまうと、由子は高校生だった10年前に戻っていた。告白しようとするあの日の彼に現在の不満をぶつけてしまうが、目が覚めた時、涙を浮かべていた彼は、由子が言葉で聞きたかったことを言ってくれた。


お薦め度:★★★★☆

 ファンになって、今更ながら新刊の発売予定を見返す。
8/29 『清々と』第2巻。この新作を第1巻と一緒に買おうと決めました。他に、『くらしのいずみ』『おひとり様物語』など、読みたい作品がたくさんあります。


にほんブログ村 漫画ブログ コミックス感想へ
にほんブログ村 トラコミュ 漫画、マンガ、まんが、コミックへ
漫画、マンガ、まんが、コミック
にほんブログ村 トラコミュ 少女マンガへ
少女マンガ

【検索用】積極愛のうた 谷川史子 1
『マンガ』 ジャンルのランキング
コメント (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« インドネシアのコーヒー | トップ | ○○部vs.生徒会 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
くらしのいずみは・・・ (さっとん)
2011-08-18 13:13:18
くらしのいずみは大人っぽいお話だったと記憶してます。
前回コメしたおひとり様と似た印象。
どちらもオススメです。
くらしのいずみ (Wrlz)
2011-08-18 21:54:42
>さっとん様

どっちを買おうか迷って、まずは『くらしのいずみ』を注文しました。
どんどんどんどん、本が増えてゆきます(笑)

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

少女漫画」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。