スピーシーズー異種変体誕生

人食い鬼伝説が残る大江山麓から地響きが轟いた。
ピクニックに来ていた一家が騒いだ。
魔鬼天使Muira.PuamaII
｢宇宙人だよ｣
｢墜落事故だよ｣
｢警察だ…ＮＡＳＡを呼ばないといけない｣
娘の晴美や慈乃や息子タカシや妻満子や夫道則が口々に叫んだ。


｢とりあえず様子を見にいこうよ｣
｢すぐ戻るから待っててくれ｣
夫が息子を連れて大江山麓を目指した。
墜落地点は歩いて４０分ほどかかった。
周辺の木々が薙ぎ倒されて衝撃波の凄まじさを語っていた。


やがて巨大な異形の宇宙船が現れた。
船首らしき部分はぐにゃぐにゃに潰れていた。

｢これは酷い｣
一見して生存者はいそうも無さそうに見えたが、辛うじて逃げ出した個体数名が残骸に隠れているのを見落とした。

彼らは侵食型知的生命体で形状は、ヒューマノイドだが侵食した知的生物をコピーできる能力を持っている。

なかでも墜落船に乗っていたのは、質が悪い連中だった。

地球の大気に適応するため彼らは当然のごとく襲い かかった。
女に姿を変えて２人を楽々組み敷くと、キスをして唾液から遺伝子情報を奪い、無理やり自分たちの一部分を人間の口に押し込んで何かを流し込んだ。
｢フガフガ｣
もがく２人は訳がわからない内に気絶してしまった。その間に自分たちの能力や意識や生態を侵食させるべく体液を宿主の口から注入した。

(この惑星で繁殖できるかも知れない)
ヒューマノイドを生身で分析した異星人達は、不気味な笑みを浮かべて苦しげに呻いて絶命した。

King Wolf狼王戦宝
２人が意識を取り戻してニヤリとした。
｢とりあえずこの惑星に不時着できたのは幸いだ｣
人類にとっての災いになる幸運を噛み締めながら、２人は家族のもとへ戻った。
繁殖力が、人類より強い彼らはまずは宿主の妻や娘を襲った。
紫色の瞳を輝かせて妻満子や娘達に強引に変異遺伝子情報が詰まった精子を受精させる。

ヒューマノイド型だから繁殖可能だとわかっている彼らは、宿主の記憶をそのままに高槻市の自宅に戻った。

次回は異種交配編・女子高生連続妊娠事件

ロリ嫌いな方はスルーしてください。

この物語はまったくのフィクションです。
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