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「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の会見模様

2007年05月17日 | 現地レポート


世界初プレス試写の直後、記者会見会場も大混雑!
またしても中に入れないジャーナリスト多数!
そんな中行われた
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」の会見模様をお伝えします。
参加者はウォン・カーウァイ監督と、
メインキャストのノラ・ジョーンズ、そして ジュード・ロウ。


左からウォン・カーウァイ監督、ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ

質問:
ウォン・カーウァイ監督はカンヌの馴染みの顔触れになりましたが、昨年審査委員長をつとめたばかりで、今年コンペ作品とともにカンヌで挑戦しようとした理由は?

ウォン・カーウァイ監督:
やはりカンヌ映画祭のコンペに出品できる、というのはとても光栄なことだし、しかもオープニング映画となるなんて、この映画にとっても最高のスタートとなる。
それから、何が嬉しかったって、僕は以前『2046』で公式上映にフィルムが間に合わなかったという前科者なんで、今回はオープニングという事で、絶対にミスのないように頑張ったんだ。映画祭事務局サイドも実際に僕が期日にフィルムを届けた事にかなり驚いていたようだけどね!(笑)

質問:
今までのあなたの作品に比べ、とても移動の多い作風で、ロードムービーにもなっているが、それはあなたにとっても挑戦だったのですか?


ウォン・カーウァイ監督:
今回僕にとっての一番の挑戦は全編英語でやることだったよ。
外国人が作ったエキゾチックな作品には絶対にしたくなかったから、その点をとても気をつけたよ。
常に周りのスタッフ達に、僕の感覚は間違ってないか確かめながら作ったんだ。
ある種、僕はアメリカに対する敬意をはらいたかった。と、同時に今後海外の人が中国を描く時にも、エキゾチックに走った間違ったことを描かないように敬意をはらって取り組んでもらいと願うね。
東洋と西洋では、物の考え方、捉え方が違うのは当然なことでもある。
たとえば、「キス」することの意味合いも、西洋人のそれと、中国人のそれとは違うんだ。
でも人種を超えて共有できるエモーションが存在すると信じている。

ウォン・カーウァイ監督

質問:
映画に出てみようと思った理由は?

ノラ・ジョーンズ:
自分から進んで映画に出ようとしたのではなく、ウォン・カーウァイ監督が私にアプローチをしたからよ。
彼の作品を見て、こんなに素晴らしい映画があるの!と感動していたので、ウォン・カーウァイ監督なら信頼できたわ。他の監督だったらきっとそうは思わなかったでしょう。


和やかに行われた記者会見の雰囲気

質問:
なぜノラ・ジョーンズを選んだのですか?


ウォン・カーウァイ監督:
本当の事を言うと、僕はまず彼女の声にインスピレーションをうけていたんだ。
彼女がどんな容姿をしているかを知る前に彼女の声を聞いて、想像してみた。
映画にとって声はとても大事なものだと思う。声の響きだけでストーリーを感じる事ができれば最高だ。

ノラ・ジョーンズ:
映画に出る事はすぐに承知したけど、後で配役を聞いてビックリ。大スターばかりだもの。
ジュードと最初に演じるシーンが、「私の彼はどこ?」と聞くシーンだったのだけど、もう緊張して声が裏返っちゃって!
そしたら、ウォンが私の肩を叩いて、「心配するな、初めてなのは君だけじゃない。僕だって英語の作品は初めて撮るんだ」って慰めてくれた!そして、ジュードもとても私を助けてくれたわ。

ウォン・カーウァイ監督:
ジュードは本当にこの作品に沢山のことを与えてくれた。
このキャストでなければ、この作品は存在しなかっただろう。
アメリカでは多くの場合、各自の役割分担が決まってて、それ以外の事はしない、というのがシステムだが、僕はそういうやり方では全くない。
映画を一本作るというのは、関わる人たち皆が一体になる必要がある。

ジュード・ロウ:
本当にこの作品はコラボレーションだった。
どのように最後に行き着くかを一緒に考えながら進めたんだ。
こうしたやり方は僕にとってとても新しい事だったが、役者は監督に合わせて仕事を進めるものだと思う。
やり方はいろいろあると思うが、大事な事は、皆が同じ意識でいる事だ。
ウォンの作風で興味深いのは「瞬間」についての映画を作る事だ。
ある瞬間に起きた事が、どれだけある人の人生に影響を与えて行くか、という事なんだ。


WOWOWにて単独インタビュー放送予定!
「VIVA カンヌ映画祭 2007」
放送は、
6月3日(日) 午後 7:00~
再放送は、
6月5日(火) 午後 6:00~
お楽しみに!


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■ マイ・ブルーベリー・ナイツ

監督:ウォン・カーウァイ
キャスト:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズ

© Block2 PICTURE 2006

2008年東宝洋画系にて全国拡大ロードショー
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ジャンル:
ハリウッドスター
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1 コメント

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ノラ・ジョーンズ (シロイチ)
2007-05-17 17:05:09
ノラ・ジョーンズがどのような演技を見せているのか非常に楽しみです。
彼女はその声故の存在感でカーウァイ監督の映像に溶け込んでいる様子が想像できます。
この映画はまさにノラ・ジョーンズの為の映画なのでしょうね。

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