17日、カンヌ映画祭招待作品として、ウディ・アレン(Woody Allen)監督の新作『Vicky Cristina Barcelona』[出演:スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、ペネロペ・クルス(Penelope Cruz)、ハビエル・バルデム(Javier Bardem)]が上映され、記者会見が行われました。
夏のスペイン・バルセロナを舞台にしたストーリー。
バカンスにやって来たヴィッキー(レベッカ・ホール)とクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)が、カリスマ的な魅力のある画家ジュアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)と出会い、招待された彼の田舎で、元妻マリア・エレナ(ペネロペ・クルス)を交えた奇妙な三角関係を体験する。
記者会見には、ウディ・アレン、ペネロペ・クルス、レベッカ・ホール(Rebecca Hall)の3人が登場。
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左からレベッカ・ホール、ウディ・アレン、ペネロペ・クルス
質問:
この作品の三角関係は多くの男性の夢ですが、あなたのファンタズムでもあるのですか?
ウディ・アレン:
1人の女性と関わる事さえも難しいからね。この物語の男は短い期間だけでも2人の女性と関係を持とうとするけど、現実の生活の中では、感情がもっと入り込んで2人の女性との関係を保つなんて無理だと思うけどね!あまりにも複雑すぎてね。
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ウディ・アレン
質問:
なぜバルセロナで撮影を?
ウディ・アレン:
バルセロナのプロデューサーから誘われて、バルセロナで映画を撮るなら支援すると言われたんだ、断る理由などないのでオッケーしたよ!バルセロナにはとてもプロフェッショナルなスタッフも役者もいるので、天候もいいし、最高のコンディションだったよ。
質問:
(ウズベキスタンの記者)ロシア、ウズベキスタンでの撮影予定は?
ウディ・アレン:
考えた事もないよ。数年前家族でロシアに行って、5日間の滞在のはずだったが、2時間で路頭に迷った!よっぽどの理由がない限り僕は行かないだろう。
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ウディ・アレン(左)、ペネロペ・クルス(右)
ペネロペ・クルス:
シナリオを読んだ時、すごく笑った箇所があったのに、実際に撮影を始めたら、悲劇的な要素やドラマティックな要素が沢山あることに気がついて、どんどんマリア・エレナの役に入り込んだわ。シナリオを読んで笑った事さえ忘れてしまった。でも、出来上がった作品を観たら、やっぱり笑える部分が沢山あったわ!ウッディは、そういう笑った事を撮影中忘れさせる力があるのよね。
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ペネロペ・クルス
ウディ・アレン:
ロマンティックなストーリーに描いたんだ。この物語の悲劇の部分があまり全体的に感じさせないように。映画の大半では笑いがあっていいと思う。でも、最後に見終わった後、何か救いようのない悲しさが残り、よく考えると、この物語は悲劇だったんだって気がつくんだ。
質問:
レズビアンのシーンは気に入った?
ペネロペ・クルス:
同じ質問をもう4回もされたわ!答えはないわよ!
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ペネロペ・クルス
この記者会見の模様は番組で!
■『Vicky Cristina Barcelona』
監督:ウディ・アレン
出演:スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス、ハビエル・バルデム、レベッカ・ホール、パトリシア・クラークソン
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「速報!カンヌ映画祭2008」
6月1日(日)午後2:40(無料放送の日)ほか
「VIVAカンヌ映画祭2008」
6月8日(日)午前11:00ほか
詳しくは番組紹介にて
お楽しみに!