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世界の覚書

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クラスター爆弾最新型はOKなのだが

2008年05月30日 | 軍事・諜報
クラスター爆弾の禁止条約採択、日本含め全会一致(読売新聞) - goo ニュース
条約案は、目標識別能力と自爆装置が付いた最新型の一部を除く、あらゆるクラスター爆弾の使用・開発・製造を即時禁止し、8年以内に保有爆弾を廃棄することを定める。(中略)陸上、航空両自衛隊が保有する4種類のクラスター爆弾を8年以内に廃棄することが義務づけられる。防衛省によると、これまでの調達総額は約276億円という。
米国、中国、ロシアが参加しないのはともかく、「あらゆるクラスター爆弾の禁止」というのは、その直ぐ前段にある通り、嘘(誤報)である。改良型はだめだが、最新型ならOKなのである。問題の「最新型」は、ドイツ製だという話もある。

その条件は、(1)子爆弾が10個未満(2)攻撃対象識別機能(3)不発時の自爆-など。

クラスター爆弾全面禁止合意 専守防衛に空白(産経新聞) - goo ニュース
「専守防衛」という“国是”を含む戦略・戦術の抜本的見直しを強いられる。新型クラスターの大量導入で回避するだろうが、それには莫大な支出を伴う。それ以前に、配備完了まで「空白の10年」が生じる。(中略)「誘致導入攻撃」という戦法だが、従来型対人地雷は禁止され、もはやない。クラスターまで失えば戦法は絶望的(中略)代替火砲の導入となると、さらに非現実的だ。MLRSの1発射機当たりの瞬間制圧面積は、155ミリ自走砲を主力とする1個特科(砲兵)連隊(1100人)の火力に匹敵。
普通に考えて、軍縮は兵器の力関係の整理になり、抑止力はある国で増加し、ある国で減退する。だから公平性が問題になるわけで、専守防衛の日本としてはちょっと拙速な判断という疑問は残る。ちなみに、自衛隊保有のクラスター爆弾、廃棄にも100億円かかるという。

追記:やはり軍事、一番参考になるのは週刊オブイェクトさん:クラスター爆弾、対戦車誘導型以外を全面廃棄へ
#「最新型」とは「対戦車用スマート子弾」の事だそうだ。

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