明日をひらく

吉田 俊明 (株)ネットラーニング 社長執行役員

協働型コモンズ Collaborative Commons

2016-01-20 | 世界
資本市場主義からのパラダイムシフトとして協働型コモンズ(Collaborative Commons)が注目されてきた。シェアリングエコノミーとも表現される場合がある。フォーチュン500の企業の総売上が全世界のGDPの3分の1を占めるほどの偏りを見せている一方、アメリカやカナダ、日本などにおける非営利部門の売り上げがその国のGDPの5%を占めてきているという状況にもなっている。

確かに自分の周りを見渡しても非営利的な活動で活躍されてる方が増えてきた感がある。パートタイム的な場合もあるが、ほぼフルタイムでそうした活動にコミットしている場合も少なくない。当社グループでいえば、JMOOCへの協力(Open Learning, Japan)やNPO法人Asuka Academyの活動などがそれにあたるだろう。従前の企業CSR活動にくらべ社会的なインパクトが直接的で強い。

経済学的側面から見ると、このパラダイムシフトの鍵は、多くの財やサービスの生産活動において限界費用が限りなくゼロに近づいていることだ。Zero marginal cost。技術面から見るとIT技術の発展とインターネット網という(情報)伝達網の発達がドライバーとなっている。

このパラダイムシフトにおいて、これまで以上に重要な価値基準になっているのが「生活の質 Quality of life」だ。物質的な経済価値ではなく、社会貢献といったことが活動のインセンティブとなっている。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加