◆書く/読む/喋る/考える◆

言葉の仕組みを暴きだす。ふるい言葉を葬り去り、あたらしい言葉を発見し、構成する。生涯の願いだ。

コミュニケーションの不可能性

2006-06-27 21:32:20 | 思想・哲学
コミュニケーションが不可能だなんて特別じゃない。そんな例は回りにゴロゴロ転がってる。最もポピュラーなのは、なんといっても失恋だな。
「絶対、もう電話しないで!」
って相手と、どうやってコミュニケートできる? って話だ。 

借金取りとの会話だって同じだぞ。
「お前のチャラついた話なんざ、聞きたかねぇ! 明日までに元金と利子、そっくり用意しろ。ダメってんなら東京湾の底が待ってるだけだっ!」
グラサンかけた、こんなヤサグレにだ。どうやったら話を持っていける? 
ったくよ・・・。 (▼▼メ)

イラクの武装集団に拉致られて、半月刀で首落とされた日本人青年の例をだすまでもない。民族差別なんかしてないってんのに、ちぃっこい竹島問題で自国内の反日ムードを盛り上げてる国の例すら、あげる必要もない。

コミュニケーションが不可能なんて、こんなにも「普通」に見られる出来事だ。
としたら、いま何を考えればいい?
絶望して、ひとりヒッキーやるってのも方法。他者との間に絶えまない翻訳作業をつづけて、首切られる危険を冒して、可能性を追求するのも方法。ただ、誰ひとり、このコミュニケーションの困難を避けて生きるわけにはいかないはずだ。

この問題について、また内田先生が面白いことをおっしゃってるので引用する。

「『あなたのことがもっと知りたい』というのは純度の高い愛の言葉だが、それは言い換えれば『あなたのことがよくわからない』ということである。(・・・)逆に、『あなたって人間がよくわかったわ』というのは愛の終わりに告げられることばである。(・・・)逆説的なことだが、コミュニケーションは『それがまだ成立していない』と宣言することで生成し、『それはもう成立した』と宣言したときに消滅するのである。」

コミュニケーションの問題も、けっきょくは相手を欲望する問題に還元できる。と考えてみると、この現代、絶対あいつらとはコミュニケートしたくないっていう逆の欲望を喚起するファクターが多すぎると思わないか? 言葉と同じで、バラバラの状態をむしろ望んでる傾向さえあるんじゃないか。世界的なヒッキー・ブームだな。

イラクの問題にしても北朝鮮の問題にしても、そうじゃないか? ミサイルと弾丸がおれたちの言葉だって態度もあるでしょうけど。むしろそれはコミュニケーションの破壊だろ? 破壊も構築の一種だという人がいるにしても。小泉さんも、国会の最後はほとんどまともな「答弁」はしなかったって聞く。姉歯事件はもちろん知られちゃ悪い詐欺だったし、ホリエモン・村上ファンド・福井日銀総裁らは「儲けてなにが悪い?」、てめえら口だすなって話だろ? 今日のコミュニケーションの形は、むしろ不可能性を演出してるところにあるんじゃないか。

お互い、もういちど考えたほうがいいかもしれないな。
欲望を挑発しあうコミュニケーションについてだ。
これ、'80年代のテーマのひとつだったはずなんだけど。

えっ、おれ?
もちろん、あきらめないで努力する方向だ。
失恋してもヒッキーにはならないね。
次、また次・・・。
飽きもしないで、新しい恋愛を仕掛けていくのさ。

いまのところ、これがおれ流の回答だ!  8(●_●;)8 バカバカバカ・・・
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あきらめない 村上ファンド
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