7月15日(日)は、練馬区教育委員会委託講座「ねりま遊遊スクール」で巾着田。小川の生きものさがしです。参加者は幼児2名・小学生11名・保護者11名の24名。今回は急遽たか爺のドラ息子に手伝わせました。優秀なキッズアシスタントたちも、中学生になったらやはり何かと忙しくなってしまったようです。夏休みには、たまにお手伝いに来てくれるとうれしいですね。
前日は「夜の森探検隊」で11時帰宅だったし、翌日も朝から里山体験プログラムだったので、午後の追加開催はやめておきました。お断りせざるを得なかったビジターの方には、「ごめんなさい」をしておきます。会員の方は28日にも川遊びを+して追加開催予定なので、よろしくお願いいたします。
天気予報がはずれて時々小雨に降られてしまいましたが、暑い日だったので特に問題はありません。親子で小川に入って生きものたちを捕まえてみてもらってから、捕まった生きものたちについて簡単に解説。やはり人数が多いといろいろ捕まるものです。全種類の写真を撮っておけなかったのは、ちょっと残念でしたね…。
大きいケースも買っておかないと…。この日一番の大物は、さらが捕まえたオイカワでした。カワムツは何匹か捕まっていましたが、これが一番大きかったものですね。
ドジョウとシマドジョウも、これが一番大きかったものですが、じゅんパパが捕まえていたのかな?
このフナもじゅんパパ? 魚の仲間では、ハゼの子どもも1匹捕まっていましたが、ジュズカケハゼあたりでしょうか。たか爺としては、ギバチの子どもが見つからなくて残念でしたね。
ヤゴは、長さではハグロトンボですが、見た目はこのコヤマトンボが最大級でした。コオニヤンマはまだ小さなものしか見つかりませんでしたが、小川の上流部の石底で流れの速い場所には、大きなものもいると思います。
サナエトンボ科のヤゴを捕まえていた人もいましたが、この羽化殻のほうはアオサナエになるのかな? これはまったく自信なし…。持ち帰って新井さんに見てもらえばよかったですね。ヤゴでは、ハグロトンボが一番多く見つかっていました。
雨は降ってきちゃうし、細かく分けている時間もなかったので、ヤゴやカゲロウの幼虫などの小さな生きものはかなりの見落としがあると思いますが、魚の仲間は6種、水生昆虫はヤゴが5種で他にはヒメガムシ・ナベブタムシ・ヒラタドロムシ幼虫・ヒゲナガカワトビケラ幼虫・センブリ科の幼虫の10種、エビの仲間はスジエビ・ヌマエビの一種・アメリカザリガニの3種、あとはトウキョウダルマガエル・カワニナ・マシジミ(だといいんだけど…)で、これだけでも22種類です。一見何もいないように見える小川にも、住処や生活スタイルもいろいろな生きものたちが食べたり食べられたりしながら暮らしていること、わかってくれたかな。
終了後、小川の横の池に入って遊んでいた子どもたちもいました。午後も、外側を流れる高麗川で川遊びをされていったご家族も多かったようです。いよいよ夏休みなので、ぜひ親子でまた川や小川の生きものたちを探してみてくださいね。
以下は、この日のアンケートから。ご協力、ありがとうございました。
「いろいろな生き物がいてたのしかった。」「しぜんとたのしめた。おいかわがきれい。いろいろないきものがいた。」「はじめての川遊びでしたが、とてもよい体験になりました。子供の興味の幅もますます深まっていきそうです。」「ひとつひとつの生きものをこまかくわかりやすく教えてもらって、楽しかった。『これがいるとこの川はキレイだ』と教えてくれたので、今後川あそびに役に立つ情報を知ることができた。」「天気が少し残念です。ヤゴにもいろいろあることがわかりました。説明がわかりやすかったです。川が初めてだったので、思いのほか生きものが多いことがわかりました。あまりとれませんでしたが、他の人のとったものをみられてよかったです。」