水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

こころ

2016年09月19日 | 日々のあれこれ

 

 久しぶりに「こころ」を読み返しながら、今の高校生にはどの程度通じるのかなと考える。大学生の年齢で、好きな女の子に告白するのに、こんなにうじうじするものだろうか。もともとKは特殊な存在として設定されているのだから、自分の信じる道のために人を好きになってはならない、でもできなかった … と、うじうじしてても、そういうキャラ設定で読めるだろう。まてよ、自分も硬派に生きようと決意した時期があったけど、簡単にころんだことがあったな。
 普通の大学生設定の「私(先生)」は、どうだろう。東大生を「普通」と言っていいかという問題もあるが。まして明治時代だし。
 社会学者の大月隆寛先生を、昔、進路講演会に招いたことがある。「最近東大でも教えているけど、やつら勉強はできが恋愛関係はほんとに奥手だ」と述べてらしたから、そういう面はたしかにあるのかもしれない。
 それに今の男子達はリアルな女子への興味が薄れているとも聞く。意外に「私」のうじうじした感覚は共感をもって読まれるかもしれない。
 そのへんを観察しながら読んでいくのは、ちょっとおもしろいかもしれない。
 「こころ」を実写化するなら、「私」は藤原竜也、「K」は松山ケンイチ、「お嬢さん」は黒木華でしょう。どうですか、この鉄板の布陣。「奥さん」は高橋恵子、原田美枝子と思い浮かぶが、ここは一つ言われなき批判を受けている高畑淳子さまにオファーを出してみたい。

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