西野流呼吸法② 気持ちの良い対気！

基本の足芯呼吸法を
一時間行ったら
次は対気の時間だ。





「対気」とは


先生と向き合い

お互いの
手の甲を合わせながら
気の交流を行うものだ。



慣れてくると

体の中に
「気」が入ってくるのが
感じとれるようになる。




もっと慣れると

手を合わせなくても
それを
感じるようになるのだ。



自分の「気」が強い人は
もう稽古場に入っただけで

クルクルまわったり
ふらふらになってしまう。



その体に

「気」が入ってくる感覚が
とても不思議なのだ。



人によって
その感覚は
全く違うのだろう。





私の場合……



うまく
表現できないけれど。


もっとも近い感覚で
表現するならば……。





ジェットコースターに乗ると


一番高い所から
一気に低い所に
落ちますよね。



その時に
内臓がフワッと浮くような

ゾワゾワして
なんともムズ痒いような



そしてもう


声を出さずにいられない！





って、なりますよね。




……そんな感じだろうか。



とにかく

良い「気」が入ってくると



自分の意識とは関係なく

勝手に体が吹っ飛んだり
大声が出てしまうのだ。



そして

稽古が終わったあとは



体の中心に
一本道が
スーーーーーーーッと
通ったような



なんとも言えない
清々しい
気分になるのだ！


　　　　　　　　　　　　(つづく)


由美かおるさん。
この方が
もう30年以上続けているのは有名な話です。