おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

赤い糸のこと

2017-09-03 13:33:05 | Weblog


出会いのはじめは

飛来したツバメが

巣作りを始める前の

偵察のように



いえ

散歩の途中で

よその犬と

目が合ってしまったように




いえ

静かな図書館で

いつもの席にいる人に

街のコンビニで

偶然 会ってしまったように




いいえ、

あこがれ続けた人の視線を

はじめて

感じた 時のように




なにかしら

あたたかい ふくらむ想いを

胸の中で くすぶらせているうちに




どんな時にも

互いのあいだに

赤い糸が 存在するならば



現実の世界で

意図せず

何かの アクションがあり

向き合うことがあるのです。




思春期の頃

はがきに書いたラブレターを

届けてくれた人は

成人して 家業の僧侶になり

運動会で 転んだことほども

覚えていないだろうし



その時

赤い糸は 存在せず

幼い鉛筆の文字の

<ぼくは きみがすきです>

という 

ハガキの思い出だけが

のこり

少年時代の彼の夢の中に

わたしが居たことは

たしかなのだけれど




赤い糸は

信じると

そのように

動き始めるものなのかも しれない



ランタナ
花言葉 心変わり
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夏の記憶

2017-09-03 00:38:19 | Weblog



その時

わたしは そこに居たのだろうか

あなたが 密約のうちに

夏に 心を 明け渡した時




青春の 一時期の

迷いの中で

大切にしていたものを

惜しげもなく 見せて

真夏の海辺で 

行きずりの恋を語り




迷いさえも 

高揚の歯止めとはならず




季節の終わりが

すべての始まりのような錯覚に導かれ

あなたは 元のあなたでなくなった




シビアな季節のめぐりが

秋を呼び寄せるたび




私の中で 大きな悔恨のしこりが

息を吹き返し




あなたと共にいて

手もなく あなたを見失ったことを

くり返し 責められるのです。




青春は 傷を残すことで

青春と呼ばれるように




秋が来るたび

あなたはなお、 

私の友であるように




それが 

青春の傷跡と あなたが

小さく微笑むたびに



サザンクロス
花言葉 願いを叶えて
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