パフィンの生態

映画と美術好きなパフィンの感想を記録。香港映画が一番好き!

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女帝(夜宴)

2007年06月05日 22時25分40秒 | 香港・中国映画
2006年中国香港、フォン・シャオガン監督。ハムレットを基にした美しい
復讐劇という宣伝に誘われて行くと驚く!冒頭から最後まで人が死ぬ様子を
血しぶきとともに見せられ緊張して疲れた~~。バブル映画。

五代十国時代、皇帝であった兄を殺し新帝になったリー(グォ・ヨウ)は
王妃ワン(チャン・ツィイー)と結婚し、甥である皇太子(ダニエル・ウー)を
抹殺しようとしていた。皇太子を慕う娘(ジョウ・シェン)は復讐劇の巻き添えに・・。

なぜ豪華な俳優陣、美術(ティム・イップ)、音楽(タン・デゥン)にもかかわらず「疲れる映画」に終わってしまったのか原因を考えてみた。

一つ:ユエン・ウーピンのアクションが重厚な物語に似合わない。
ワイヤーアクションは好きだから、ダニエル・ウーが剣で戦いながら空中で
宙返りするのを観るのは楽しかった♪
だが武侠物語ではないので違和感があった。

二つ:冒頭の仮面劇は美しい。そこに兜の集団が突入し、白い弱者を惨殺する。
なぜか一人だけ強い者がいて戦い、壮絶な最期を・・。水中にダニエル・ウー。
全体に血が強調される演出はホラー並み。

三つ:なぜか生き延びた皇太子。白い部屋で亡き父の兜と対面後、
義理の母と剣で戯れる。チャン・ツィイーのアクションを見せる目的なのか?
意味不明。

と突っ込みだすときりがないので最後に・・・
新帝が王妃を妻にしたいと思う気持ちがわからない。
チャン・ツィイーは熱演しているが、美貌、妖艶さ、知性を備えた女に見えず、
その他の登場人物の描写も不足しているため、壮大なセットに人物が埋没。

感情を押し殺した女という設定上、表情や台詞以上に圧倒的な存在感や悲壮感が
求められると思うのだが、チャン・ツィイーには似合わないと感じた。
彼女の魅力は軽やかさと童顔だと思う。

コン・リーが『始皇帝暗殺』で見せた仁王立ちのラスト。
あの土臭い強烈な存在感が彼女には欠けており、朱赤のドレスを着ても
王妃には見えなかった。と真面目に語っていますが、コメディとして
観てもいいかも・・。その点「無極」と似てるな~。

「初恋のきた道」「英雄」「LOVERS」では、チャン・ツイイーは
魅力を発揮していたので、健気な役まわりの方が似合うのだろう。
次の作品に期待
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12 コメント

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残虐さ (chikat)
2007-06-06 00:18:36
こんばんは
パフィンさんは戦争系が苦手がと思っていましたが、血そのものがダメだったのですね。
残虐な演出もワイヤーアクションが入ってくるとコメディになってしまいますね。
やっぱり、チャン・ドンゴンと同系の何かがありました?
私は雑食人間だということがよくわかりました。
ただこの豪華さは尋常ではないのですごく好きなんですけど…。
試写会の応募をサボったのでしばらくお休み、といって出かける私です。
モード入ったといいながらどこか乗り切っていないのですが、どうしたのかしら私?と思っています。
TBありがとう! (sabunori)
2007-06-06 00:42:21
パフィンさん、こんばんは♪
あははっダメだったみたいですねー。
欧米向けを狙ったような作品に思えました。
チャン・ツィイー効果で観ちゃうヒトは多いのかしら。
私はチャン・ツィイーのワン王妃役、基本的には悪くなかったと思っています。
でもパフィンさんのおっしゃる通りなにしろオーラがない。
小粒感ありありなんですよね。
むやみに飛び散り流れる血・・・これはダメな方多いかも。
私は結構好きなんですが。(笑)
ええ~、、、??? (めりぃ♪)
2007-06-06 07:21:56
ええ~~、、そうですか、血がたくさん?
あたしほんとにダメなんですけどね、血。
大丈夫かなぁ。(本気で気分が悪くなる)

しかし、やっぱりコメディとしてでもこの俳優陣、
観ておきたいと思ってるんです。
欧米狙いなんでしょうか?
まあ、それも香港映画の生きる道、仕方がないのかなぁ?
お返事★ (パフィン)
2007-06-06 20:38:53
>chikatさま、

こんばんは♪
chikatさんブログのコメント欄を読んでいて
覚悟はできていたはずなのに、予想以上にリアルな
血の描写に引きました(笑)
『始皇帝暗殺』の戦争シーンも残酷でしたが、
物語の展開にスリルがあったため乗り切れました!
そうそうチャン・ドンゴンへの同情を今回はダニエル・ウーに感じましたよ、頑張ったねと^^

韓国で日ごろの勉強の成果を実感して
楽しんできてくださいまし☆
お返事☆ (パフィン)
2007-06-06 20:55:16
>sabunoriさま、

こんばんは♪
日曜日の朝ご覧になったのですね~。
血が馬の足をしたたり、川に流れる冒頭のシーンで
「え~、この演出が続くの」と恐れていましたら、
王妃と皇太子によるダンスのようなアクションが
あったり、空から兵士が降ってきたり、朗々と美しく語るシーンがあったり・・
演出に統一感がなかったと感じます。衣装や音楽も中国風に統一したら魅力的になったかもしれません。

チャン・ツィイーは演技上手になりましたよね。
アクションなしで演出したら、彼女の存在感が
増したかもしれませんネ。
お返事☆ (パフィン)
2007-06-06 21:04:04
>めりぃ♪さま、

こんばんは♪
首が飛び、血がどぴゅ、首に剣がグサ、という風に
次々と人が死んでいきます。血を見ないようにすれば
私ほど肩がこらないかと^^

欧米狙いというより、資金が十分にありすぎて
有名どころに頼んだため、必要ない部分を編集で
カットできなくなっている気がします。

美術も音楽もアクションも演技も一つ一つは
良く出来ているのです♪
指揮者を欠いた壮大なオーケストラの演奏を
聴いてみてくださいまし。

あ、この映画を観て、『墨攻』は良い映画だったと
思いました。同じように無駄にみえるシーンがあっても登場人物の気持ちが伝わってくる物語でした!
パフィンちゃん☆ (mig)
2007-06-07 09:57:33
いまひとつ、、、、?な感じかな?
去年のトロント映画祭でチャンツィーが登場したのはこの映画でだった気がするけど
6月は観たいのが多いから後回し、もしくはスルーかなぁ、、、
うんうん、チャンツィーの魅力は童顔です
『初恋のきた道』は何度観てもないちゃった
コンリー出てた『始皇帝暗殺』も面白かったなー
チャン・ツィイー (kazupon)
2007-06-07 16:27:04
パフィンさん
前に自分のところに書いた気がするんですが、
昔のコン・リーのポジションに今はでん!と
チャン・ツィイーがいるような気がします。
ワールドワイドな映画のアジア人女性の役ってったら彼女?みたいな感じですよね。
香港とかだと結構爆笑が起こった映画だと
お聞きして、なるほど~と思いました(笑)
あのダニエル・ウーとのスローな突然格闘シーンは
笑っていいところだったんですね(笑)
こういう欧米マーケット向けの映画って
ちょっとマンネリになってる気がしましたね~
久々に香港映画らしいダラけたのが観たく
なってきました・・・。
シンチーの映画が待ち遠しかったりします^^
お返事☆ (パフィン)
2007-06-07 22:49:56
>migさま、

映画の感想アップが遅れております。
この映画がずっしりと重くて疲れたのもあるかも^^
『初恋のきた道』は原題が「我的父母」だったと
記憶しているのですが、ただ可愛い村娘の初恋を
描くだけでなく、彼女が愛した夫の葬式に拘る姿を
描くことで骨太な作品になっていたと思います。

同じく『始皇帝暗殺』も父と息子の捻じれた愛情を
入れてあって、どちらの作品も練りに練った脚本で
撮影で、中国映画らしい何かに惹かれました♪
チャン・ツィイーはコメディに出ないかな~。
migさんはマリリンやセシリア・チャンの素顔に
魅力を感じているんですよね~。
その辺が最近わかってきました
お返事☆ (パフィン)
2007-06-07 23:09:14
>kazuponさま、

こんばんは♪
上手くTBできずにおります。すみません。

香港では爆笑・・sabunoriさんブログで
知りましたが、そういう風に楽しんでしまうのも
ありなんですネ。真面目に見入ってしまうと
肩透かしだったんですけど・・大人にならねば(笑)

チャン・ツィイがコンリーと同じ位置にいると
すれば、中国の変化と連動しているかもしれません。

こういうお金をたっぷり注いだ映画の後に
心温まる香港映画が観たくなる!♪
筋が多少ずれても許せるぐらい俳優が気合を
入れてたり、監督の愛情が伝わってくる、
そんなところが魅力ですネ。
シンチー映画は凄い映画だと知らされるこの頃☆


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