風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

関西出張予定

2017年06月13日 | 出版
某日、ジョギングで通勤中、朝の池袋の繁華街を抜けていくと、駐車場に警察車両のバンが3台停まっていて、捜査員の格好をした警察官がなかからぞろぞろ出てきた。十数名くらいかな。まさか、我が家のガサ入れではあるまいな。それは冗談だけど、ずいぶんとものものしい光景だ。池袋も大きな街でいろんな人がいるだろうから、トラブルは絶えないのかもしれない。昔、雪の夜に、ホームレスのおじさんが雪の中で寝ていて、さすがにだれかが通報したのだろうか、警察官に起こされている場面に遭遇したことがある(あれ?これは名古屋の話だったかな。記憶が定かではないなあ)。
ところで、久しぶりに関西に行こうかなと思い立った。妻の入っている保養システムを使えば、少しは安上がりに宿に泊まれるので、これを使わない手はない。会社に着いて、そのHPで宿の予約をしようとしたら、どうにもうまくいかない。要するに、小生自身はそのシステムに加入しているわけではないので、ビジターという規定になるらしい。そのビジターだけが単独で予約する方法がわからないのだ。格闘することしばし。だんだん腹が立ってきた。なんだよ、加入者の親族にはずいぶんと冷たいシステムだ、というわけだ。
そこで、せっかく久しぶりに出張に行っても、会いたい人に会えなければ意味がなくなってしまう。関係各位におうかがいのメールを入れておく。特に旧友のN氏とは三宮で飲むのはMUST事項なので、N氏の予定は最優先である。旧交を温めつつ「きしゃん、はよ本ば書きんしゃい」と小生に言われるのが、友人の少ないN氏の唯一の生きがいであるからだ。おお、そういえばもう一人友人の少ない関西在住者がいたものだ。そのT氏とも軽く京都で飲むことにしよう。
N氏の紹介で弊社から著書を刊行させていただいたSさんも、別の企画を温めているそうだ。それならば、N氏と三人で飲もうかとSさんにもメールを送っておく。すると即座に「来るのならぜひ新開地に案内したい」旨の返信がSさんから届く。新開地とは「神戸の通天閣下新世界」だそうである。そう言われると、行ったことがないから興味がわく。大阪の通天閣方面には、動物園側から歩いてみたことが一度だけある。通天閣の手前の某所に用事があったから行ったまでで、通天閣に上ったことはないし、その辺で飲んだこともない。しかし、ずいぶんとディープな世界だなあという印象は、昼間に歩いただけでも十分に伝わってきたものである。
東京も浅草の地下街とか新宿ゴールデン街とかディープさを感じるトポスはそれなりにあるけれど、関西の面白いところは見知らぬ人同士が飲み屋で胸襟を開き、互いに意気投合するところである。それは一方で、小生のような田舎者にはいささか苦手な文化でもある。酔っ払っていても、知らない人と話をするのが気恥ずかしいのだ。そういう文化は福岡でも希薄であったようにも思う。はたして、東日本出身の田舎者であるN氏と小生は、どこまで関西のコミュニケーションに対応できるのだろうか。
一方で、O氏と久しぶりに会いたいと思ったのだけど、O氏にはふられてしまった。「当日、学会発表で東京」げな。すれちがいじゃしょうがない。そこで(失礼!)、R社にまた表敬訪問することにする(報告申し上げないといけないこともあるし)。こちらはWelcomeとのことで一安心。ついでに、帰りは名古屋の兄のところにも立ち寄らなければならない仁義がある。身内だからこいつはどうでもいいかという思いもあるものの、とりあえずは仁義を切っておこうと考える。
そこで兄の家に電話するとつながらない。翌日も電話をしたがまた通じない。ありゃ、一家離散でもしたのかと心配してしまう。その翌日、今度は義姉のケータイに電話したら、ようやく連絡がついた。「ごめんね。ずっと妹のところに行っていたの」げな。な~んだ、泥沼の離婚劇にでもなっているのじゃないのかとこちらはワクワクしていたのに、往々にして現実はつまらないオチでしかない。しかし、訪ねようかと計画していた夜、兄は宿直で不在ということである。それまたしょうがねえなあと、翌日の昼ぐらいに妻と顔を出すことにした。妻とは前日に名古屋で落ち合うことにする。
しかしなあ、兄には義理があるから一度くらいは妻と顔を出しておきたいのだけれど、そうなれば、おそらく兄は近くに住む母を連れてくることだろう。そこで小生は、あんまり母には会いたくはないのだ。その理由は複雑であるのと、オープンにできない私的事情もからむのでこの場でそれは記さないが、正直なところ、母と会うのは面倒くさいなあという気分である。しかし、次に会う機会は死んでからの母との対面になるだろうから、ここで会っておくのも親孝行かもしれない。
こうして、関西に出張することを決めたところ、その夜、早速友人のいないN氏から電話が入る。
「腹巻さんさあ、なんだか大阪の書店も営業で回りたいってメールに書いてあったけど、なんか新刊出すの?」
「そうだよ」
「ヘー、どういうの?」
「トロツキー」
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