さらりーまん専科

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福島原発1号機 海水注入中断騒動を仕掛けた安倍元首相のデマ情報

2011-05-24 16:56:44 | Weblog
先週末から福島原発事故において、海水注入の中断を菅首相が行ったとの報道が出回り呆然とさせられた。だが、官邸のその後の情報、各紙の取材の結果、全くの陰謀情報であることがクッキリとしてきた。
 まず、情報の発信源がなんとあの安倍晋三元首相であった。このことだけで、まず、情報が歪曲されているのではないかと疑うのがジャーナリストの役割だろう。自分の主義・思想のにおいてマスコミに圧力かけてたりした人だ。  
 まず、20日に配信されたという安倍氏のメール。安倍氏のパソコンサイトにはその情報が出ておらす、携帯メールのようだ。安倍ファンがそのメールを引用しているので、それを再引用させていただく。

http://bit.ly/lJjIBK
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福島第一原発問題で菅首相の唯一の英断と言われている「3月12日の海水注入の指示。」が、実は全くのでっち上げである事が明らかになりました。

複数の関係者の証言によると、事実は次の通りです。

12日19時04分に海水注入を開始。
同時に官邸に報告したところ、菅総理が「俺は聞いていない!」と激怒。
官邸から東電への電話で、19時25分海水注入を中断。
実務者、識者の説得で20時20分注入再会。

実際は、東電はマニュアル通り淡水が切れた後、海水を注入しようと考えており、実行した。
しかし、 やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです。

この事実を糊塗する為最初の注入を『試験注入』として、止めてしまった事をごまかし、そしてなんと海水注入を菅総理の英断とのウソを側近は新聞・テレビにばらまいたのです。

これが真実です。

菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです。

▼安倍晋三事務所 携帯版HP
http://www.s-abe.jp/

▼配信解除はこちら
s-abe@r.s-abe.jp
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+(2011.05.20[Fri] 19:03)

▼安倍晋三事務所携帯版HP
http://www.s-abe.jp/

 このメルマは5月20日19時3分に配信されたもののようだ。
 そして、このメルマを受けて、産経新聞のウェブが2011.5.21 00:42に下記のように報じた。

http://bit.ly/iuPfup
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
2011.5.21 00:42

 記事には安倍氏の事を取り上げ、情報が安倍氏であることを匂わせている。

〈自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。〉 

 さらには読売新聞のウェブも21日に次のように報じた。

http://bit.ly/m2cbhr
首相の意向で海水注入中断…震災翌日に55分間
(2011年5月21日08時11分 読売新聞)  

 さらに、TBSもニュースで流した。

これらのニュースが一人歩きし、ネット右翼や自民党支持者たちが騒いだのは至極当然たろう。

たが、その後の毎日新聞や朝日新聞、政府の訂正情報をみると、官邸に詰めていた東電の武重一郎元副社長が勝手に中断指令を出したのが事実のようだ。

そして、なんと22日になって安倍晋三は下記のような事実上の訂正メルマを出していた。あまりにもお粗末だろう。

http://bit.ly/lplfZH

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『真実は一つです。』
3月12日20時20分の海水注入は菅首相の英断ではなかった。
この点については既に官邸はウソをついていたことを事実上認めています。

しかし19時25分の海水注入中断については、班目原子力安全委員長が再臨界の危険性を指摘し、
その意見に従い東電が勝手に中断したと昨日政府は発表しました。
皆さん! 嘘は長持ちしません。

その日の夕刻、班目委員長は報道機関の取材に対して、
「専門家としてそんな発言するわけがない」と官邸の発表を全否定しました。
班目委員長は「水を入れる事による再臨界の可能性は無いわけではないが、すでに淡水を入れているなかで淡水を海水に切り替えたからといって再臨界を心配するようなことなどありえない。
原子力のイロハのイだ!」と言い切りました。
官邸はイロハのイも解らずに嘘ついた事になります。私はその事も怖いとおもいます。

怒鳴りまくり致命的に間違った判断をする総理。
嘘の上塗りに汲々とする官邸。その姿は醜く悲しい。

菅総理、あなたは、3月11日、原子力災害対策特別措置法にのっとり原子力緊急事態宣言の発令をした。
その結果あなたは大きな権限をもった。東電もあなたの指揮に入った。
全ての責任は総理にある。
海水注入を一時間近く止めてしまった責任はだれにあるのか?
菅総理、あなた以外にないじゃありませんか。
真実は明らかです。
それを私達は知っています。

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▼安倍晋三事務所携帯版HP
http://www.s-abe.jp/

 安倍氏の情報に振り回されたというより、確信的に未確認情報をたれ流した産経・読売のお粗末はさておき、安倍情報を検証もせず、国会質問した谷垣総裁はいったい何者なのか。ホリエモン事件でニセメールを質問した永田元議員より酷いではないか。
安倍氏の事実上の訂正もあまりにも情けない。中断を指示したのが東電だとしても対策の責任者は菅首相だから、中断は菅の責任だと逃げたのだ。あまにも無責任ではないか。もっとも、デマを流すことで、ある程度の攪乱は成功したということなのだろうか。安倍氏は最初の情報発信の後、京都で、「菅首相は万死に値する」と講演している。

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