外務省において世界遺産条約関係省庁連絡会議(構成:外務省、文化庁、環境
省、林野庁、水産庁、国土交通省、宮内庁)が開催され、「武家の古都・鎌
倉」(文化庁・国土交通省の共同推薦)及び「富士山」(文化庁・環境省・林野庁
の共同推薦)の世界文化遺産への推薦が決定し、その概要が掲載されていますので
参考にご覧ください。
文化庁ホームページ
http://www.bunka.go.jp/
2月4日(土)、日本絹の里の染織体験室で、標記の講習会が行われました。9時からの開講に、厳しい冷え込みにもかかわらず8時半にはほとんどの受講者が揃うという熱心さです。
絹の里所有の座繰り器8台に対して16名の希望者が出ましたので、1台を2名で使用することで希望者全員受講となりました。うち9名は2ヶ月程前に伝道師になった方々です。
推進課から土屋さんと秋山さんが来てくださり、学習部の井上雄が担当として参加しました。過去最高の受講者で活気に満ちた雰囲気になりました。
予定の9時に開講、今年も休日を返上して講師を務めて下さるのは県蚕糸園芸課絹主監の狩野さんです。ユーモアを交えた分かりやすい説明とていねいな指導に受講者の緊張感も消え、笑い声も混じります。狩野さんの改訂版のテキストに添って、製糸技術の移り変わり、座繰り生糸の特徴、煮繭することの意味、繭の煮方、座繰り糸の挽き方について講義があり、続いて煮繭の実習です。「座繰りの行程で一番難しいのは煮繭であり、座繰り器を繰ることはそれほど難しいことではない」というのが狩野さんの持論です。
繭の産地や生産時期により繭の品質が異なると煮繭時間も変わってくるので、必ず試し煮繭をすること、それによって煮繭時間が決まった
らその時間を厳守すること、繭がお湯によく沈むよう落とし蓋をする、繭の中にお湯を浸透させるために差し水をする等、糸を最も引き出しやすい状態の繭にするための作業についての解説がありました。糸が切れた場合の効率的なつなぎ方の実習も行いました。
追加使用の煮繭は秋山さんと絹の里の高橋さんが担当してくださり繭の補給はとてもスムースでした。
8台の座繰り器に16名が並んで操作する様は迫力を感じます。順調に器械が回り続ける組がある一方でよく糸が切れて中断する組もあり、挽く生糸の長さがずいぶん違ってきそうです。生糸を巻き取った小枠を座繰り器からはずし、お湯に浸します。今まで各自使用した道具類は洗剤を使って洗い上げます。そして昼食休憩です。この時間はいい交流の場になったようです。
午後は「揚げ返し」の実習です。2台の揚げ返し器に8人ずつ付き、昼食前に座繰り器からはずして湯に浸してあった小枠から、揚げ返し器の大枠に巻き取ります。交替でハンドルを回し、それぞれ生糸の長さに違いがあるものの、無事巻き取りが終わりました。大枠に巻き取った後は最初と最後の糸口がわかるように一緒に結びます(くち留)。そしてカセの形がくずれないように、「あみそ針」と「あみそ糸」を使い「あみそ」をかけます。割合難しい作業ですが、あらかじめ小枠の糸で練習しておいたので、皆さん上手に仕上げていました。美しい光沢の生糸の束を手にした受講者の皆さんは、一つの技術を習得した喜びに浸っていました。
受講者がお互いに協力しながら和気あいあいと実習する姿はとても気持ちのよいものです。
自分で蚕を飼って繭をとり、糸を挽いて着物に仕上げたいという夢を語る参加者も出てきました。そうした夢が実現できる環境が残されていって欲しいと心から思いました。
最後に、熱心に指導してくださった講師の狩野さん、絹の里の高橋さんと職員の皆さん、推進課の土屋さん、秋山さんに感謝いたします。
満足そうな受講者の皆さんの笑顔に今後の伝道活動での活躍を期待しつつ、散会しました。
(Y.I記)
「富岡製糸場と絹産業遺産群」は富岡製糸場・高山社跡・荒船風穴・田島家住宅の4資産で構成することになり、伝道師協会でもその考え方と、それぞれの構成資産におついての遺産的価値について3回の特別研修会を開いて研修してまいりました。
世界遺産登録におつきましては、構成資産のすべてが国の法律で保護されていないといけないことになっていますが、田島家住宅につきましては現在まで無指定でした。
このたび、田島家が所在する伊勢崎市の教育委員会が国に史跡指定の申請を行うに当たって、群馬県や文化庁との事務的な協議の中で、指定申請時の名称を「田島弥平旧宅」としたことによって養蚕新論を著し、清涼育を広め、近代養蚕農家の原型を工夫した田島弥平の功績を名称から考えられるようになりました。このことについて、各報道機関が伝えていますので、お読みください。
http://s.webry.info/sp/kaminogesanpo.at.webry.info/201201/article_338.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120126-00000062-mailo-l10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20120126/CK2012012602000080.html
http://www.47news.jp/localnews/gunma/2012/02/post_20120205084533.html
富岡市教育委員会では、平成23年度に実施した埋蔵文化財発掘事業の成果を展示・公開します。富岡市内の遺跡とともに富岡製糸場西置繭所(西繭倉庫)の調査成果の一部を紹介します。遺跡の説明会や無料で誰でも楽しめる各種挑戦コーナーもありますので、皆さんお誘い合わせの上、お出かけください。
期日:
平成24年2月9日(木)〜2月19日(日) 午前9時30分〜午後5時
※13日(月)は休館日
場所:
富岡市立美術博物館 市民ギャラリー及び創作室(富岡市黒川 もみじ平総合公園内)
お問い合わせ:
富岡市教育委員会文化財保護課 0274-62-1511(代)
詳細はこちら:
http://www.city.tomioka.lg.jp/unit/011/006/2012/02/23-1.html
弁天ワッセで≪チョコ撒き≫も楽しみながら世界遺産活動をしました
2月3日(金)、本年最初の弁天ワッセは今年一番の冷え込みで、参加8名の伝道師(Y.T、S.N、T.N、R.K、N.K、K.A、T.I、K.K)も二重三重の防寒対策をしていましたが、主催者からも練炭火鉢を貸していただき、暖を取りながらの活動でした。
9時半には準備を完了し通行される方を待ちましたが、凍てつくような寒さのせいかなかなか通行される人もおりません。
そんなところに思いがけず市長選に立候補されている候補者が“活動ご苦労様”と我々の処に立ち寄りました。藩営製糸場や塩原蚕種や山王養蚕農家群等の前橋に残っている絹遺産群について情報交換をさせていただき、エールの交換をしました。
本日からパネル7枚も新しくなり、チラシも新しくなりましたので“チラシは貰いました”との反応も多々ありましたが、今日は“新しいチラシです”とアピールすることができますので、多くの方に受け取っていただけると期待していました。
10時を過ぎたころから漸く人の通りが出始め、チラシを受け取っていただけるようになりましたが、終日思ったような人出はありませんでした。
毎月弁天ワッセに来られる方々のお顔も、殆ど見受けられませんでした。
本日は節分祭、大蓮寺では12時半から“豆まき”ならぬ“チョコ撒き”がありますので、その人出を期待しましたが、それ程ではありませんでしたのでチラシは予定の半分位の配布で終わってしまいました。
「製糸場で私の祖母が袴姿で糸取をした」という高齢の女性。また「嫁ぎ先で養蚕から座繰り・機織りをしたけど最初は蚕が触れなかった」という女性はパンフレットを見ながら“懐かしい、製糸場に行ってみたい”とのことでした。製糸場の近くで育ったという富岡出身の女性は“中に何度か入ったことがあるので懐かしい”と話し、パネル解説をじっくり聞いていただけました。
12時過ぎに世界遺産推進課のY.Aさんが激励に来られ、活動に参加のみんなで≪節分のチョコ撒き≫を楽しみました。
13時を過ぎると行き交う人も更に少なくなりましたので、少し早めに活動を切り上げました。
毎月我々の隣にそば店を出店している伝道師の時平和子さんから、今日もあたたかい飲み物とおやきと福豆の差し入れをいただき、暖かいお心づかいに御礼を申し上げます。
寒い中活動に参加いただきました皆様、お疲れ様でした。
(K.k記)










