猫・ネコ・ライフ

猫と暮らす楽しい生活

初雪の日

2010-10-30 04:33:55 | Weblog

   去年より早く初雪が降りました。
   土に届く前に肩先を濡らすほどの初々しい雪です。

   我家の猫達は子猫の福以外は皆後期高齢グループなので温かい場所で
  ゴロンゴロン状態です。いち早くオジサンの休養ベッドにもぐりこんでいる
  ちゃっかり屋や、生意気にもタオルケットを要求するものまでいます。

   家猫達のなんとも暢気な寝姿を見ていると、外猫たちへの思いが強く
  なってきます。
   
   冬は外猫達を愛する季節です。外猫達の元気は私の元気になってくれる
  不思議な力をもっています。

秋の朝顔

2010-10-23 04:38:52 | Weblog

   十月になって、ひんやりした空気の中で朝顔の花が次々と咲いています。
  小さな巻貝のようなつぼみがたくさんついていますが、この季節では
  咲き切ることはないでしょう。

   花や草や木々は大気中に酸素を放出してくれる大切な存在だ  
  ということは子供の時に学びました。
   私たち人間が炭酸ガスを排出しすぎているので大気バランスを保つため
  草花や木々の生育に異常が起こりつつあるのでしょうか。

   最近の異常気象や台風やエルニーニョ現象さえ人間の際限のない
  欲望の結果、呼吸困難にあえいでいる地球が必死で健康を取り戻そうと
  している自己治癒力の現れと考える学者もいます。
  
  ロシアのトルストイさんは、人間にはどれだけの土地が必要か、
  と問いかけて自分の墓をつくるだけの土地と自問自答しています。
   私たちは欲張りすぎているのではないでしょうか。

猫との会話

2010-10-16 06:13:51 | Weblog

   私は家の猫ユキと、とても楽しい会話をします。
  私が家事の合間に一休みしている時には、きまってユキが隣に座ります。
  そしてあのゴロゴロと発する猫語が伝わってきます。

   私も同じように応えたいのですが、人間は不便なもので、
  あの音ほど直接的に伝えるすべがないのです。
  その上真っすぐに見つめる青い目とよく動く耳は私の返事を待っています。
  私は名前を呼びながら撫でてやりますが、言葉の無力を感じます。
  猫が発信してくるものは、とても深いものがあります。

   猫達の中には、皆の猫になって誰からも愛される猫と誰か一人を選んで
  その人とだけ親しい関係を保とうとする猫がいます。
   ユキは人になつかない猫だと思われています。よく訪ねてくる知人でさえ
  この猫の存在を知らなかったほどです。

   小さな真っ白い毛糸玉のようだった子猫のユキと十七年間一緒に暮らし
  この猫の隣で静かな時間を過ごすことが出来るのを嬉しく有難いことと
  思っています。

あんなこと、こんなことやってくれます

2010-10-09 04:23:01 | Weblog

   今、私の家では子猫の「福」台風に目が回るようです。
   動くものは何でもターゲットにします。よじ登り、飛び降り、走り回る。
  おじさんのコルセットをつけた足ではロッククライミングの練習です。
  私の両手は爪の傷跡が幾筋もあってヒリヒリしています。

   首輪に鈴をつけていつでも居場所がわかるようにしようとしましたが
  あまりに細い首には、それも可哀そうになりました。
  たまたま百円ショップで見つけた小さな熊のぬいぐるみに、福のお相手を
  頼むことにしました。とても気にいったようです。

   近所のお宅の物置で五匹の子猫のうちただ一匹生きていた子猫で
  母猫は探してみたのですがみつかりませんでした。
  事故にでもあったのかもしれません。

   元気に成長していく「福」を見ていると、猫として生き物としての能力が
  もうすでにインプットされていて、日々それが現れてくるような気がして
  理屈にはならない驚きがあります。「福」は私たち家族に不思議と喜びの
  空気を運んできてくれています。

大地の言葉

2010-10-02 06:16:13 | Weblog

   千歳の農家で育てられたトマトたちです。
   家族労働で安全で美味しいものを、の志が結実したものです。大地の喜びの声が
  聞こえてきそうです。

   随分前に長岡輝子さんの朗読を聴きに行ったことがありましたが、忘れられない
  詩句がありました。「最上のわざ」という題名でした。
       この世の最上のわざは何?  楽しい心で年をとり(中略)
       老いの重荷は神の賜物    古びた心にこれで最後の磨きをかけ
       まことのふるさとにいくために
       己をこの世につなぐ鎖を   少しずつ外して行くのは
       まことにえらい仕事(後略)

   時折、口ずさんでいる部分です。この輝くトマトを頂いて、老いの重荷を、
  楽しい心で受け止めるエネルギーに致しましょう。