BLOG*海から陸へ・・・

主に千葉県のビーチコーミングで集めた漂着物や作品等の紹介。

月の導き。

2008-12-15 22:25:19 | *硝子類
2008年12月12日金曜日。

日が暮れてからの私はなぜか落ち着かなかった。

子供の習い事が終わり、ふと空を見上げれば
見事な満月が晴天の星空にポッカリと浮かんでいる。

風も無く、穏やか。 12月の夜なのに暖かい。
五感で感じる自然からの信号。 何故だかわからないけど
胸の中のざわつきを押し殺しきれなくなった(><;)


――― その数時間後。


なんと私達は海辺にいたのだ!笑
とうとうやってしまったのよ・・・真夜中のビーチコーミング。汗

今宵は満月。ということは大潮。
しかも今の時期は夜の方が大きく潮が引くのよね。

降り立った浜は大きく潮が引いていて 春の海を思い出す。
あぁ、そうだよね、ここまで歩けるようになるんだよね~♪
などと久々の様相に嬉しさ倍増☆

夜だというのに とても明るくて
真っ暗で怖い、危ない というイメージとちょっと違っていた。

ライトをお供にいざ出陣!笑



冬の間は顔を出さない場所から小さなインク壜を発見したり
6のエンボス入りおはじきと出逢ったり。
緑二重線の小皿は国民食器でしょうか!完品でした(^^)v



職質も覚悟の上で、浜の形状を良く理解している3箇所だけに立ち寄りました。

月明かりで明るい! とは言えやはり夜ですから
小さいものはライトの光が当たらないとわかりません。
探せる範囲はかなり狭く、見つけづらくて当然だと思っていたので
たいした期待はしていなかったのですが
初の夜コーにしては上出来の成果です(^^) 

何より 久々に海にいけてすっごく嬉しかった~!!
年の瀬が近づいてきて 仕事も習い事も大詰め☆
日中に暇な時間がほとんど無かったから本当につらかった。
や、何がツライって 海に行けないことがね。苦笑



ジジが拾った飴色の薬壜。
「二日分」とエンボスが。(^^)目盛りを数えたら
朝昼晩×2・・・なるほど、「二日分」ね!笑
三日分とか四日分もあったんだろーか?ちょっと面白い♪

でもね、私が一番嬉しかった拾い物はコレ↓なんです。

     

かわいいでしょう~??(^^*)
これね、多分ひょうたんの仲間だと思う♪ちゃんとした品種名はわからないけど
ひょうたんにもクビレのないタイプがあるんだってね。

もうカリカリに乾燥してて 振ると中から種の音がカラカラと聞こえてくる。
この種を上手く取り出せれば 来年ウチで漂着瓢箪が成るかもしれない!?

表面はさらっとしててツメでつつくと、カツンカツンと心地よい音が
跳ね返ってきます。 さぁこのかわいいひょうたん(の仲間)
どうしてくれましょうか!! 笑


* * * またまた余談です・・・笑


後日知った事ですが、12月12日金曜日の夜は、世界中のどこからでも
2008年で最大かつ最も明るい満月を目にすることができる日だったそうです。

満月は毎月生じるものだが、12日の月は今年のこれまでの満月に比べて
およそ30%明るく14%大きく見える。

月が通常よりもはるかに接近する「近地点」に達するのだ。
月は卵型の軌道で地球を周回しており、月が地球に最も接近する位置を近地点といい、
逆に最も遠ざかる位置は月の「遠地点」という。

近地点も遠地点もおおむね1カ月に1度到達するが、
月の軌道にはゆらぎがあるため、双方との正確な距離は年月の経過と共に
変化する。また、月の満ち欠けの状態(月相)もそれぞれの位置で異なる。

近地点での満月は非常に珍しい。
さらに、12日は1993年以降で月が地球に最も近付く日で、
地球からの距離は35万6566キロとなる。
なお、月がこの1年の中で最も離れた遠地点に移動するのは2週間後の
12月26日のことで、このとき地球からの距離は40万6601キロとなる。

とのこと。

そうと知らずに 月を見上げて心がざわついてしまった私は
人間というよりケモノに近かったのかもしれないね~。笑

それにしても あの明るさには驚きでしたよ。
事実を知って納得しましたが。

夜のビーチコーミングは昼間以上に危険が伴うし
ともすれば密漁者や不審者に間違われる恐れもあるため
決しておすすめはできませんが 私達は偶然、いい時に行った気がします。
(条件が良かった)
つーか、昼間に行けないからって夜中にビーチコーミングしようと思うバカは
私達ぐらいしかいないか!!!ガハハ。爆

注)良い子はマネしないで下さいネ☆
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美の支え。

2008-12-09 12:09:12 | *陶磁器類
私が通う浜の各所で、この壜のカケラに遭遇します。
特に多いのは硝子製のもの。

そんな中で運よく出会えた陶製の壜。

硝子製のものと陶製のもの、大小サイズの双方が揃いました(^^)



左の二つがガラス製で、右の二つが陶製です。
見た目の微妙な違いが伝われば嬉しいのですが…

陶製のものは俗に戦時中の物資不足ゆえの代用品と言われていますが
これには統制番号は入っていませんでした。
統制される前のものだったのかしら…?



壜底にはこのマーク♪
上の写真と同じく左がガラス製で右が陶製です。
マークのエンボスがガラス製は凸で陶製は凹なんですね~。

さて、このマークですがハッキリ見えないものも多いので
わかり易いよう、ペンで書いてみました(^^)


この壜を拾った当時は、これがどこのメーカーのものなのか
さっぱりわからず ただ完品として持っていたのですが
ある日、ジジがこのマークをしみじみ見つめていて 突然言ったのです。

「これ、ウテナって書いてある!!」 と。

それでウテナ化粧品に辿り着き、今に至るというわけなのです(^^)

もっとわかりやすくするために マークを分解してみましょう!

ね??ウテナって書いてあったでしょう??(^m^)


実は株式会社ウテナは今も化粧品販売をしています。
残念ながら私はウテナ化粧品を使用していないのですが
何と言っても創立は大正12年の歴史ある会社です。
様々な化粧品を世に送り出し、長年に渡り人々の美と健康を支えて
いてくれたのです。

先に紹介したこのマークにも由来が。
(ウテナの理念より抜粋)

ウテナを漢字にあてると臺(台)。もとになる部分。
花でいうと、萼(がく)のことです。
萼は、花のいちばん美しい部分の花びらを支えている大切なところ。
つまり、花の美しさを支えるように、
すべての女性の美しさの支えとなりたい。
そんな願いが、この社名に込められているのです。
また、シンボルマークは、ウ・テ・ナの文字一字一字を花弁として、
これを中央で結び、全体を花の形に図案化したものです。


ウテナについて知ったのはもうだいぶ前の事ですが
こういう事実を知ったとき、私は少し感動しちゃいました。ヒヒヒ。
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仙台ガラス。

2008-12-04 20:20:12 | *硝子類
おジジ(←夫)が快挙!(^^)



直径約23cmのガラスの浮き球を拾いましたヨ☆



拾ったものでは初となる、○に仙のマーク!

仙台ガラスの浮き球です(^^)

ブラボー!ジジくん♡
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