「俺はレギュラーでプレイしたい!」そんな大胆な発言をオフにしていたにもかかわらず、レンジャーズ戦最終日、運悪くスライディングキャッチを試みたところ右足を痛め、Bubba Crosby戦列離脱。Bubba Crosbyの故障者リスト入りによって、1軍に上がってきたのがMitch Jones。3Aで今季39試合、打率.239本塁打6打点20。
大卒2000年ヤンキースドラフト。右打右投。28歳。彼は前評判が高く、ドラフト後いきなり2Aスタートを切ったが、挫折し1Aへ。そして2004年2Aで本塁打39、2005年3Aで本塁打27、それぞれの年で2Aと3Aのホームランダービー優勝に輝いている。大学時代同様、ホームランを打てることは証明された。次に証明しなければならないのは大リーグで打てるかどうか。
マイナーでホームランを打てる選手は腐るほどいる。その中でホームランを大リーグで打てるかどうか、基準となる一つの視点がマイナーで四球が三振を上回るかどうか。Mitch Jones2004年2A時代、三振154に対して四球64。2005年3A時代、三振174に対して四球53。毎年四球の倍以上三振している。ノーコンの投手がはるかに多いマイナーで選球眼がなければ、大リーグで打てる球を見極めることは難しい。
大学時代からずっと外野手。しかし昨年、Jason Giambiが社会復帰出来るか疑わしかった2005年シーズン始め、一塁手にコンバートされた。Mitch Jonesは昨年フロントに1軍へあげてもらえるようプレッシャーをかけるため、わざわざエージェントまで代えた。そしてやっと今回初めて1軍にあがったが、1日で再び3Aへ。新人の評価に時間を取らないヤンキースでMitch Jonesは大リーグに喰い込むことは無理だろうと噂されている。怪我人続出のヤンキースの外野事情からしてまた1軍登録される可能性は高い、与えられた数打席で長打をアピール出来るか注目される。
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