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2017年J1リーグ第19節 札幌 VS 浦和【2:0】

来場者全員にユニフォーム型Tシャツをプレゼントという,ファイターズ戦では既にお馴染みとなった集客キャンペーンを初めて採用した浦和戦。結果は3万3千人を超える動員となって表れた。しかし普段はドームのピッチとは縁遠いサポーターは,強豪相手に勝ち点3を獲る現場を観た,という結果以外で,心震えるような瞬間には,そう多く出会えなかったのではないか,という気がしている。実質的に11人対9人という圧倒的に有利な状況となりながら,ボール支配率では41%に留まったというスタッツが,全てを物語っているのかもしれない。

都倉が久しぶりに空中戦を制して奪った先制点のすぐ後,槙野が都倉との接触プレーの中でレッドカードを出され,この時点で浦和は数的不利な状況に追い込まれた。更には後半開始時に,進退窮まったペトロビッチが逆転を狙って繰り出した,小学生サッカーでも滅多に見ることのない「3枚替え」という奇策も,それによって入った那須がプレー時間たった3分で怪我のため退場してしまったことによって,まんまと裏目に出てしまう。
それでも浦和は,サポーターが試合終了後までずっと歌い続けたチャントに背中を押されるかのように,前線からプレスをかけ続け,ボールを奪い,廻し,走り,素速い攻撃を何度も仕掛けてきた。

それに対して札幌は,いつものように両WBが下がって完璧な5バックを形成するに留まらず,アンカーを置かない形のボランチ二人もDFラインのすぐ前に陣取って,特に後半は攻撃参加を封印したことから,実質的には「中盤のいない7・3」のような布陣となってしまい,フィールドプレイヤーが8人しかいない浦和にボディブローを受け続けることとなった。
いつものことだが,ボールを奪った時にスイッチが入らない,入ったとしても古ぼけた蛍光灯のように,前線を追い抜いて輝く選手がおらず,3トップにボールを預けた後はゆっくりと歩いて激しい守りからのクールダウンに勤しんでいるようにしか見えないサッカーに,いちげんさんを引き込むようなダイナミズムを見つけることは出来なかった。

ただ,今日リーグ戦デビューしたチャナティップと,追加点を挙げたジェイの二人には心からの拍手を送りたい。特にチャナティップの技術もさることながら,一所懸命に前を向いてチャレンジし続ける姿勢は,ほとんどくすんだままで終わった札幌の若手に是非見習って欲しい。棚ぼたの勝ち点3を活かすため,ジェイに見事なクロスを送り,自らも果敢に飛び出してみせた小野の使い方と合わせて,攻撃面での前半戦とは異なる戦い方を,強く期待する。
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