試合を終え、控え室に戻った俺。一息ついてから、顔でも洗おうとトイレに向かった。「健介さ~んッ」俺の名前を叫ぶ声がしたので、そちらへ顔を向けて見ると…1人のお客さんと思われる20代の若い男性が、こちらへ走って来るのが見えた。「健介さんッお、俺感動しましたッ!あ、熱い試合、ありがとうございましたッ」「…あぁ、こちらこそ ありがとう」咄嗟の事だったので、この程度の事しか彼に言えなかったんだ…。そして、彼と握手をして俺はトイレに入った。嬉しかったね…とてつもなく嬉しかった(^-^)こんな俺達、無名の兄弟の試合を見て、わざわざ自分の気持ちを伝えに来てくれたなんてサ…。俺は堪えていたモノが一気に溢れて来た…もう到底堪えられない。俺は慌てて個室に入り、一人泣いた…。声を噛み殺し…泣いた。この事は、弟も西口関係者も誰も知らない。始めて、ここで告白する!もう、絶対に泣かないけどなッ!わっははは…(^-^)vこれからまた、弟と対決する時があるだろう。成長した弟を、思いっきり体感したいな(^-^)そして見ているお客さんが、何かのメッセージを受け取ってもらえたら…最高だ!?
まぁ、勝つのは俺だけどな(o^_^o)弟よ…もっともっと強くなれッ。そして…俺を超えてみろッ!?
まぁ、勝つのは俺だけどな(o^_^o)弟よ…もっともっと強くなれッ。そして…俺を超えてみろッ!?