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2012-07-03 09:34:53 | 日記
人間の体内には、がん発生の原因となる遺伝子が存在する。『がん遺伝子』と呼ばれるものだ。 これらの遺伝子の本来の役目は、細胞が正常に増殖するために必要なたんぱく質を作ること。ところが、何らかの影響で遺伝子が変化し、細胞を異常に増殖させてしまうのが、がんの発生に関係あるのではないかと考えられている。がんは遺伝子の異常が原因で起こる病気ではあるが、親から子へ遺伝する病気ではない。遺伝するがんは、網膜芽細胞腫(小児の目にできるがん)などごく少数派。ただし、証明されたわけではないものの、がんになりやすい体質が遺伝する可能性は否定できない。がんの進行する段階は、病巣の大きさや深さ、周囲の組織にどのくらい広がっているか、手術が可能かなどの視点から診断される。なお、がんの進み方は、身体の部位によって異なるので、進行段階の決め方もそれぞれ異なっている。現在は、遺伝よりも生活環境要因のほうが、がんを発生させる大きな原因になっていると考えられている。
一方、体内には、がん発生をおさえる『がん抑制遺伝子』も存在する。この遺伝子はおかしくなったがん遺伝子を正常に戻すはたらきがあると考えられている。つまり、この遺伝子に傷がついたりして、正常なはたらきができなくなると、がん化を促進する結果となってしまうのだ。人間を取り巻く環境の中には、身体を素通りして遺伝子に傷をつけてしまう物質が存在する。代表的な例を紹介しよう。脂肪を構成する脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。肉の油やバターなど動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く含まれており、摂取が過剰になると肝臓でコレステロールの合成を促進し、血中コレステロール値を上げてしまいます。一方、イワシ、サバなど青身魚や、オリーブ油、サラダ油などの植物性脂肪に多く含まれている不飽和脂肪酸には、コレステロールの胆汁への排出を促進して、血中のコレステロールを下げる働きがあります。人間の身体は約60兆個の細胞からできている。これらの細胞は、古くなったものは死んで、また新しい細胞ができるという繰り返し(新陳代謝)を常に行っている。・・・と言うのは簡単だが、古くなった細胞の代わりに、まったく同じ新しい細胞が生まれるなんて考えてみれば不思議な話。
なぜだろう?もちろん皆さんはご存知だろう。細胞の設計図である遺伝子が存在するからだ。進行がんがさらに進んで他の臓器へがんが転移し、全身状態が極度に悪くなると、手術などで治すことはできなくなる。このような状態を『末期がん』という。このように、がんは、早期の段階で見つければ治る可能性が高い。しかし、この時点では自覚症状のないことが多い。定期検診が重要だといわれるのはこのためなのだ。特定のがんの原因となるウイルスや細菌もある。例として、C型肝炎ウイルスが肝臓がんを、ヒトパピローマウイルスが子宮頸がんを引き起こすことがある。また、ダイオキシンやアスベストなどの環境汚染物質や、環境ホルモンと呼ばれる物質にも発がん性があると言われている。