goo天気編集部:今回は「ヘビ太郎」さんの質問に気象予報士の岩谷さんにお答えいただきました。
お天気が好きな人が多いので、天気にまつわる話が多いのかもしれませんね。「きょう、天気予報が外れた理由は?」 「○○さんがこういう解説をしていたけど、違うんじゃないかな?」とか。 天気予報の解説方法や、外れた理由などについても自分たちの反省を踏まえて、話をすることがあります。 goo天気編集部:同じ天気図を見ても、人によって結果が違うなんて事あるんですか? コンピューターによる計算は完璧ではありません。 だからこそ、気象予報士の活躍の場があるのですが、同じ天気図でも風向きや、上空のわずかな温度の違いによって天気が変わるので、気象予報士によっても解釈が違うのです。 理由が明確ではないため、放送しませんが、 「今回の台風は日本に近づくのでは」 「この冬は暖冬にはならないのでは」 などと、自分の考えや意見を言い合うこともありますね。天気の話をしていると飲み会でも時間が経つのが早いですね。 ![]() 気象予報士との飲み会 |
goo天気編集部:今回は「シシカバブ」さんの質問に気象予報士の岩谷さんにお答えいただきました。
私がいる日本テレビには、看板キャスターである木原さんのほか、藤森さんや杉江さんなど、10人以上の気象予報士がいます。民放の中では気象キャスターが多い方ではないでしょうか。詳しくはこちら![]() 木原実さん、藤森涼子さんと 地上波以外に日テレNEWS24などの天気予報も充実していて、天気予報に非常に力を入れているテレビ局だと思います。 お天気キャラクターのそらジローもいますよ。 goo天気編集部:この中で仲のよい方はいますか??もしやそらジロー???? そらジローの親友はやはり木原さんですね(笑)。キャスター同士は皆、仲良くやっていますよ。 私は日曜の昼ニュース「ストレイトニュース」で出演しているほか、天気予報の原稿を書いたり、アナウンサーにアドバイスしたりしています。解説原稿を書くことも大切な仕事なんです。 goo天気編集部:アドバイスって例えばどんなことを伝えるんですか??? アナウンサーさんはコメントを自分で考える部分があるのですが、「きょうは、暦の上では大雪ですよ。」とか、「東京は今朝、この冬一番の冷え込みでしたよ」などとアドバイスしたりします。 天気番組は気象キャスター、気象予報士だけでなく、ディレクターやCG制作のスタッフと協力しながら、わかりやすい気象番組を目指して頑張っています。 また、天気予報以外に、NPO法人気象キャスターネットワークで、学校における環境教育活動も行っています。天気予報を伝えるとともに、地球温暖化などを環境教育活動も大切な仕事だと思って頑張っています。 ![]() 学校出前授業の風景 goo天気編集部:写真を見ると、子供たちがものすごい真剣に聞いてますね。実験室?でなにか実験しながら教えたりするんですか? 容器の片方に二酸化炭素を入れて、上から熱を当てます。 数分後に、二酸化炭素の容器内の温度が高くなり、二酸化炭素が増えると、地球が温暖化することが体感できる実験なのです。 goo天気編集部:次回は、岩谷さんにお仕事仲間との飲み会の様子についておうかがいします。お楽しみに〜! |
goo天気編集部:今回は「bandana」さんの質問に気象予報士の太田さんにお答えいただきました。
ご質問は雷の電荷の話と避雷針のことですよね?ではまずは、雷の電荷の話。これは恐らく雷の電荷分離についてのご質問かと思うので、今回はそれを説明します。雲が強く帯電しはじめるのは、積乱雲が成熟し、「あられ」や「ひょう」が十分に成長してからということが知られています。でも、雲を帯電させるメカニズムにはいくつかの説があり、今でもその詳細については研究は進行中です。 で、本題の+の電荷が軽い話ですが、雷雲(積乱雲)の中の上昇気流で水滴が運ばれると、上空ほど低温のために水滴は氷の粒「氷晶」に変化します。「氷晶」はさらに「あられ」(5ミリ以下)に成長します。「あられ」は粒が大きいため、雲の中を落下します。このときに「あられ」と「氷晶」が衝突し、+と−の電荷が分離します。 温度が−10℃以下の雲の中で、過冷却水滴がたくさんある場合、衝突の際「あられ」は負に帯電し、「氷晶」は正に帯電します。ここで、重い「あられ」は重力で下に、軽い「氷晶」は積乱雲の中の上昇気流にのって上に行きます。つまり、軽い「氷晶」は+に帯電し、重い「あられ」には−に帯電している・・・ということになりますよね。 避雷針は落ちようとしている雷を高いところでキャッチして、大地に導くというもの。雷を避けるというよりは、誘うという感じなので「誘雷針」といったほうがいいとの意見もあるようです。 避雷針のしくみは?というと、高く突起したものに落ちやすい雷の性質を利用して、建物の上に尖った銅製の棒を立て、雷をそこに導きます。導かれた雷は、銅線や地面深く埋められた鉄骨、鉄筋を通して大地で放電します。 (参考文献:雷雨とメソ気象:大野久雄著 東京堂出版) ![]() goo天気編集部:軽い「氷晶」は+に帯電、重い「あられ」には−に帯電・・・。雷ってなかなか難しいのですね・・・。続いても雷について「なこ」さんの質問にお答えいただきましょう。
まずは雷についての予備知識です。雷は放電が地上に達するか?そうでないか?で大きく分類されます。 地上に達する場合: 落雷。強い電流により、空気が急激に膨張、収縮し、大きな音が鳴る。 地上に達しない場合: 雲放電。電流は弱めで雷鳴はあるが、音が小さい。 音が鳴らないのに空が光っていた、というのには2つの可能性が考えられます。 1.落雷ですが、雷が落ちた地点が遠いため、音が鳴っていたけど聞こえなかった。 2.雲放電(雲内放電や雲間放電)だった。 ご質問の雰囲気では2の可能性が高そうですよね? 2については、teerが行なったアメリカアリゾナ州での雷鳴観測で詳しく調べられていて、雲放電からの雷鳴は落雷のような突然大きな音ではなく、雷鳴の振動も落雷に比べて小さく、その波形も複雑であるとの報告があります。つまり、雲放電でも音も鳴っていますが、聞こえにくく、聞き取れないことが多いということになるんですね。 (参考文献:雷放電現象 竹内敏雄著 名古屋大学出版会) ![]() |
goo天気編集部:今回は「ナン」さんの質問に気象予報士の岩谷さんにお答えいただきました。
落葉樹は冬の寒さから身を守るため、樹木は葉を落とすが、その過程で起こるのが紅葉です。樹木の種類や個体差も大きいのですが、最低気温がおよそ7度以下になると紅葉が始まるといわれます。そのため、紅葉は寒い地域から始まり、紅葉前線は北海道から南下し、同時に標高の高い山から下りてきます。おおまかにいうと、紅葉前線は1週間で200キロ南下し、山頂からふもとへは1週間で200〜300メートルの速さで下りてきます。今年の紅葉のスタートは例年より1〜2週間遅れており、東京都心ではイチョウが11月下旬から12月上旬に、イロハカエデは12月に入ってから紅葉する予想です。最近の東京は、都市化や地球温暖化の影響で、気温が高く、12月の紅葉も珍しくはないのです。 ![]() (写真:イチョウの黄葉 東京都千代田区 2005年12月14日撮影) goo天気編集部:温度によって色づきは決まるのですか?例えば10度以下になると茶色になるとか 色づきの良さは、冷え込みと太陽光に関係しています。朝晩の冷え込みで紅葉が始まります。葉と枝の間に「離層」ができ、水や栄養分の行き来がなくなります。カエデなど赤く色づく植物は、葉に取り残された栄養分が光に反応して赤い色素(アントシアニン)を作ります。晴天が続く年には鮮やかな赤に染まりますが、曇りや雨の日が続くと、色づきが悪くなってしまいます。日当たりのよい場所と悪い場所でも違いが出ます。葉が重なったりして光が遮られると、オレンジや黄色っぽくなることもあります。また、元々赤い色素を作らないイチョウなどは、緑の色素(クロロフィル)が壊されて、元々わずかに存在する黄色の色素(カロチノイド)が目立つようになってきます。そのため、黄色の黄葉は天気による色づきの差は小さいようです。 ただ、霜が下りたり、氷が張るような寒さになると、赤や黄色に十分染まる前に、枯れて茶色に変わってしまうことがあります。 ![]() (写真:カエデの紅葉) goo天気編集部:紅葉散策はどこの山がお勧めですか? この回答が掲載される頃には山の紅葉はほぼ終わっているかもしれませんね。美しい紅葉を見るには、気温の差が大きくなるところがお勧めです。東京のような夜でも暖かいところではなく、京都のような盆地では朝晩は冷え込むので綺麗です。山も冷え込むのでもちろん綺麗です。山でお勧めしたいのは標高2000m級の山です。落葉樹の種類が多いですし、登山をしながら、景色の変化を楽しむことができます。 参考までですが、私が今まで登った山では長野県北部の雨飾山(あまかざりやま)でしょうか。ブナやナナカマドなどの紅葉がとても綺麗でした。そのときの様子は、山岳雑誌「山と渓谷」(2003年10月号)に掲載されています。 ![]() goo天気編集部:なるほど〜。さすが登山が趣味の岩谷さんですね。紅葉名所に行かれる際はぜひぜひgoo天気 紅葉名所をご覧ください! |
goo天気編集部:今回は「pくまのプーさんp」さんの質問に気象予報士の太田さんにお答えいただきました。
じつは台風は1年中発生しています。でも日本付近にこないだけなのです。台風は夏以外の季節は低緯度で発生し、西に進んでフィリピン方面に進み、夏から秋の初めでは高緯度で発生し、時には日本付近までやって来ます。 聞いたことがある人もいるかと思いますが、日本に来る台風は太平洋高気圧(夏の高気圧)の縁の流れに沿ったルートが多いです。しかし、この高気圧は夏以外の季節では日本よりずっと南にあります。つまり、台風シーズンのオフでは発生する場所が日本から遠く、さらに日本に来るためのルートがないということ。また、冬や春先では海水や海面の温度が低いので、台風のエネルギー源である水蒸気が豊富ではなく、発生しても比較的早い時期に消滅してしまいます。 ![]() goo天気編集部:引き続き台風について「NK」さんの質問にもお答えいただきました。
過去の台風を調べたところ、南下する台風は確かにありました。台風の経路図をざっと見たところ、2000年以降でも ----------------------- 2000年15号 2003年18号 2004年7号 2004年24号 2004年25号 2005年20号 2005年5号 2006年12号 2006年21号 ----------------------- と7個も。また、先日台湾で被害をもたらした台風15号も、少しですが、南下していました。ただし、これらの「南下」は本州付近に接近した際ではなく、日本から離れたところで起こっています。日本に接近する台風は上空の風(偏西風)の流れに、のってしまうことが多いので、南下しにくくなっているのです。 ![]() |
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お天気が好きな人が多いので、天気にまつわる話が多いのかもしれませんね。








