池のち川、ときどき山歩き

気の向くままに水辺を巡って、普段は目にしないけれどひっそりと生きている生き物たちを紹介していく。そんなブログです。

RE.2「オキナワオオミズスマシ」

2017-05-16 18:00:00 | ミズスマシ


 オキナワオオミズスマシ【Dineutus mellyi insularis
 南西諸島に生息する日本最大のミズスマシ。こちらは沖縄本島産ですが、与那国島にはタイワンオオミズスマシというよく似た亜種が生息しています。
 本種は日本最大のミズスマシで、最大約2cmと超大型。ピンと来ない方に説明するならば、いわゆる普通の「ミズスマシ」の体長が約5~6mm程度なので、単純計算して約4倍の差になります。
 後々大きさの比較写真を載せてみたいと思いますが、ぶっちゃけ、個人的には4倍程度では無いような気さえします。それくらい、本種は巨大なミズスマシなのです。

 本種は池や湿地帯のような止水を好む「ミズスマシ」と違い、流水生のミズスマシです。上流域の流れの緩やかな河川、またはその付近の水溜りに生息しており、沖縄本島ではかなり広く分布している様に思えます。林道を車で走っていると、脇にある水溜りに数匹泳いでいるのを見かけて思わず和んじゃいます。こんな風にあちこちで姿を見かける事が出来るのは、大変喜ばしい事ですね。
 
 ところでこのミズスマシ。特徴の一つに、大変良いニオイがする事で知られています。例えるならばスイカバー(今は売ってるのかな?)、もしくは果実系の芳香剤でしょうか。とにかく、ゲンゴロウと違ってフローラルな甘い匂いがするのです。
 ある河川を調査していた時、我々を見かけた現地の方々が何を捕っているのかと興味を持たれ、その際この虫の匂いを嗅ぐ体験を提供したところ、大変評判が良かったです。子供から大人まで幅広く受けていましたし、虫屋だけが良いニオイだと感じる様な匂いではないと証明できた気がしました。
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