仙台ラーメン最強伝説

二杯目のおかわり

山忠村上(青森県黒石市)

2009年02月17日 | 青森県

K3100774 黒石のこみせ(小見世)通りの外れにあります「山忠村上(やまちゅうむらかみ)」です。数年前にTV特番「美味しんぼ塾ラーメン道」で東北代表として採り上げられたお店。黒石は何度か訪ねたことはあったのですが、お店は小さい看板があるだけで(昔はその看板すら無かったらしい^^;)道路も一方通行だらけで、やー迷いました。


さて、津軽のラーメンは煮干でダシを取るラーメンが主流。「山忠村上」も例に漏れずその系譜を汲むもので、入店すると非常に強い煮干し・焼干しの香りにまず驚かされます。そして塩と正油が400円で味噌500円という破格にまたビックリ! 今回は「手打中華チャーシュー」550円を注文です。


澄んだ醤油色のスープは醤油ダレ強めですが、生じょっぱい程ではなく塩味は程よい加減です。焼干し・煮干の旨味と酸味がベースにあり、そこに適度な昆布とガラ味、香味野菜を加えたベーシックな味わいのもの。


特筆すべきは油量の少なさで、まず仙台では食べたことがない驚きの少なさですよ~。これが3つ目のビックリ! 一回実際に食べてみて欲しいです。醤油ダレとダシの旨みのみでシンプルに組み立てていく手法、これこそ本当の”ザ・昭和のラーメン”と思います。


麺は縮れの手打ち中太麺で、麺幅に対してもかなり薄いと感じる平打ち仕立て。しなやかな柔らかさとパツパツ感を併せ持つ不思議な食感がありますね。チャーシューは塩ダレで味を付けた屋台のそれを髣髴とさせる口当たり・風味ですがこのスープとのマッチングはGOODです。


他県ナンバーの車で行ったからか(※厨房から駐車場が見えるんですね)とても人懐っこい店主さんで沢山の楽しい話をして頂きました。とても丁寧に出来るだけ標準語で話して頂いているのが感じられて恐縮だったのですが、ただそれでも津軽弁が”たんげ”きついかも(^^;


あと一応週刊誌とか置いてあったんですが…、「上戸彩主演エースをねらえ放映中」の頃のしか無くて、なんだか時間の流れが止まっているような錯覚に陥りそうでした(^^;


ところで冒頭に書きましたTV番組にて「山忠村上」のスープを食した一人の某店主が「(自分なら)もっと脂を入れたい」というような評価をしていたのですが、たとえば某大手チェーン店が昔懐かしい中華そばを謳ってますが、こちらのスープを食すると、イマドキのラーメンがどれだけ油量多めで(背脂を溶かし込んで)味を作っているか、などと逆に思い知らされます。


我々もそういう味覚に慣れてきてしまっているという現状もありますが、それにしても人間の味覚というものはエスカレート(麻痺?)していくものですので、この先どうなるのか?まぁなるようにかならないのはそうなんでしょうが、若干怖いものがあります。


「津軽ラーメンのスープは透明感こそ命」と青森のラーメン屋の知り合いに聞いたことがありますが、「山忠村上」のスープにもしっかりと感じました。あと焼干しって本当に高いんですよ。そんな高級食材を使いながらワンコインでお釣りが来る値段設定には美学すら感じます。息子さんがお店を継がない(TV番組より)という話もまた刹那。でもそれも時の流れの中では必然。なんか話好きの店主さんにやられて私も文章が長くなってしまいましたが(笑)また来ますね。ごちそうさまでした。


(08/05/26)
手打ち中華 山忠村上/青森県黒石市寺小路7-1

ジャンル:
ラーメン
コメント   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 峰(青森県弘前市) | トップ | 札幌館(青森県青森市) »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
氷結ラーメン (氷結ラーメン)
氷結ラーメンが以前流行った。ラーメンの上に山のようにカキ氷をのせてあるもの。ちょうど赤福氷と同じ感じである。