天上の月影

勅命のほかに領解なし

末代無智章法話(1)

2017年02月09日 | 利井鮮妙和上集

末代無智章法話
             勧学 利井鮮妙師述   鈴木如波記

【読みやすさの便をはかり、旧字を改め、句読点や送り仮名を付したところもある】

此一編は和上同窓会員に対し、亦参詣の同行に対して法話したまひしものにして実に難有(ありがた)きこと限りなし、依て耳に止(とど)めしまゝ書き連ねしものなれば大(おほひ)に和上の意(こゝろ)を失ふ所多かるべし、会員諸兄有縁同行、唯(ただ)余が老婆心を取て疎漏を責めたまふことなくんば幸甚幸甚

老衲(わたくし)は今春三月の同窓会に臨席せしより病魔の為に犯され而も重患に陥入り転地療養なと致して諸氏と会合することが出来ませなんだ。自身の考へでは此度の病気は、とても全快の見込みのない、何れ御浄土に於て諸氏と会見することを楽んでをりました。然るに宿業未だ尽きざる故か、又は如来様の御恵(おめぐみ)か、又は会員諸氏や同行知識の念力か、測らず全快致し今日は此様(このよう)に会合して御話の出来るのは、どうした不思議の因縁かと喜ぶ次第であります、御浄土参りの仕合(しあはせ)も結構なれども、又ヶ様(かよう)に同窓諸氏と御話をするのも実に楽(たのしみ)なものであります。

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