わたしの里 美術館

とりあえず西洋絵画から始めて、現代日本作家まで

洞窟の頼朝  前田青邨

2011-05-05 | 作品

ご案内 


洞窟の頼朝  前田青邨

二曲一隻 絹本着色・屏風 大倉集古館  1929年(昭和4年)
再興16回院展・ローマ日本美術展覧会出展 重要文化財

 

 

 

 

 

 

1180(治承 4. 8.)伊豆(いず)で挙兵した源頼朝(みなもとのよりとも)が最初の合戦である石橋山(いしばしやま)の戦いで平家方(へいけがた)の大場景親(おおば・かげちか)・熊谷直実(くまがい・なおざね)らの軍に大敗します。

石橋山は神奈川県小田原市南西部にある山です。
 そのとき、追手(おって)をのがれて主従7人が洞窟(どうくつ)に身を寄せた場面です。
 頼朝は再挙のため船で一時安房(あわ)へ逃れました。

安房はむかしの国名で、現在の千葉県南部です。
◎能楽の『七騎落(しちきおち)』では、船に乗る時に主従の数が源氏(げんじ)に不吉な八騎なので、頼朝は土肥実平(さねひら)に誰か一人下船させるように命じたため、実平は自分の子遠平を陸に残した、とあります。
 遠平は、翌日和田義盛(よしもり)が助け連れてきて、一同で喜びの酒宴を催(もよお)したそうです。 

和田義盛が陣屋をかまえた和田山は現在哲学堂のある場所です。
【前田 青邨(せいそん)】1885(明治18)~1977(昭和52)
 大正・昭和期の日本画家で、本名は廉造。岐阜県生れです。
 1911(明治44)梶田半古(はんこ)に入門。日本美術院で活躍、1952(昭和27)東京芸術大学教授、1955(昭和30)文化勲章を受賞など、日本画壇の長老でした。
 歴史画・武者絵などの肖像画・花鳥画など幅広く描いています。 

 http://pddlib.v.wol.ne.jp/photo/stamp/seison.htm 

 

 

 【巨艦は飛行機と潜水艦に弱かった。】 我が郷記事より抜粋

 本日は日本に取っては屈辱の記念日です。   

 東京湾上の米戦艦ミズーリ号の甲板で降伏文書の調印式が行われた日から、

既に60有余年が経ちました。

 

 

押しつけ憲法の制定以来、日本の武装は解除されたままです。

自衛隊に装備はあっても、もののふの心は何処へ行ったやら、F-2B を18機も失いながら、基地指令はケロっとしています。自衛隊の今の本態は、日本のために戦うのではなく、アメリカ軍事産業の大きなマーケットにすぎません。

 武士本隊は押しつけ憲法の袖の下で、……。

 

 

以下は、 時事ドットコムの記事です。
http://www.jiji.com/jc/v?p=vs_end-of-pacific-war21

▼戦艦ミズーリ艦上での降伏文書調印式 日本がポツダム宣言を受諾した2週間後の1945(昭和20)年8月28日、米軍の第一次進駐部隊が神奈川県の厚木飛行場に着陸した。2日後には連合国最高司令官として占領地である日本の最高権力者となった米国のダグラス・マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立った。9月2日には東京湾上の米戦艦ミズーリ号の甲板で降伏文書の調印式が行われた。日本側の全権団は重光葵外相、梅津美治郎参謀総長らで、これを迎えたマッカーサー元帥は「相互不信や憎悪を超え、自由、寛容、正義を志す世界の出現を期待する」との演説で終戦を宣言した。降伏文書が調印されたことにより、足かけ5年にわたる太平洋戦争は公式に終了した。以後、51(昭和26)年9月の対日講和条約調印まで、日本は連合国の占領下に置かれることになった。


  戦艦ミズーリ


このときのマッカーサーの言葉には当然裏がありました。それは接収した第一生命ビル内の執務室から出される様々な指令を検証すれば、納得できます。<相互不信と憎悪>のもたらした結果が、東京裁判でした。<自由>に政治家達は操作されて、国際法陸戦の法規慣例に関する条約に違反した憲法改定がすすめられました。<不寛容>とは報道の検閲と、学校教育の支配です。原爆と大都市への無差別攻撃で、悪魔の名声を手に入れた米軍はそれ以後半世紀以上にわたり、世界の正義を踏みにじり続けました。国際法には戦勝国は相手国の基本法をみだりに変更してはならないという決まりがあったのです。ですから当初はこの憲法はすべて日本人の主体性により制定されたものとの偽装が成されていました。最近はこのメッキがボロボロに剥がれて占領軍押しつけ憲法の地金がむき出しです。

 

 

 蛙の庵  前田青邨
美術館の索引 わが郷 HOME 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八代 英輝 | トップ | テルマエ・ロマエ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

作品」カテゴリの最新記事